湯浅農場 初の特別栽培米を限定販売 人や環境にやさしいコメづくりに挑戦!

近畿大学附属農場湯浅農場(和歌山県有田郡湯浅町)では、化学合成農薬や化学肥料を通常の栽培の半分量以下の使用で栽培するコメづくりに取り組み、初の特別栽培米として和歌山県から認証を受けました。今回、この特別栽培米を平成30年(2018年)11月3日(土・祝)の農学部祭(第30回飛鳥祭)で販売します。

【本件のポイント】
●化学合成農薬と化学肥料を通常の半分量以下で栽培した特別栽培米を数量限定販売
●湯浅農場産では初めての特別栽培米として認証
●実学教育の一環として本学農学部の3年生が農場実習で栽培・収穫

【本件の概要】
湯浅農場では、みかんやマンゴー、コメなどの研究を行っています。食の安全を求める消費者ニーズが高まっている中、人や環境にやさしい栽培方法を確立する目的で、農林水産省が定める特別栽培法に着手しました。特別栽培とは、各都道府県が定める基準に沿って化学合成農薬と化学肥料を通常の半分量以下で栽培する方法です。
湯浅農場では化学合成農薬を削減するため、温湯で種子消毒し、水田周辺の除草は除草剤を使用せずに行いました。今年初めて、この特別栽培法でコメ(早生品種のキヌヒカリ)を栽培し、和歌山県から特別栽培米として認証を受けました。
今回の特別栽培米は、実学教育の一環として本学農学部農業生産科学科の3年生が収穫に携わっていて、農学部祭(第30回飛鳥祭)で数量限定で販売します。

■日  時:平成30年(2018年)11月3日(土・祝)9:00~15:30
      ※売り切れ次第終了
■場  所:近畿大学奈良キャンパス 農学部祭「飛鳥祭」附属農場ブース
      (奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線「富雄駅」からバス約10分)
■販売場所:近畿大学農学部飛鳥祭附属農場ブース
■販売価格:白米 1kg入 700円(税込)
■数  量:50袋(当日限定)

【特別栽培農作物とは】
安心できる農産物を求める消費者ニーズに対応するとともに、環境に優しい農業を推進するため、平成13年(2001年)に農林水産省が定めた「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に従って生産された農作物です。国内外産問わず、野菜、果実、穀類、豆類、茶等を対象とし、コメについては特別栽培米と呼ばれています。
特別栽培農作物として各都道府県の認証機関で認証を受けることにより、認証マークを付けて販売することができます。

【近畿大学附属農場湯浅農場の概要】
近畿大学附属農場湯浅農場は、昭和27年(1952年)に開設し、比較的温暖な気候を利用し、昭和62年(1987年)からマンゴーの栽培に取り組み、栽培技術を確立してきました。マンゴーの他にも「近大みかん」の栽培や、約200種類の柑橘を保存している「柑橘遺伝資源保存園」を平成27年(2015年)1月に開園しています。栽培作物に食以外の利用価値を求める研究にも取り組んでいます。さらに湯浅農場にはセミナーハウスが設置されており、本学農学部の農場実習や研究室のゼミ・研修等にも利用されています。

特別栽培米「キヌヒカリ」
特別栽培米「キヌヒカリ」

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