3/4(火)第4回ねごろ医用実学研究会講演会 ~臨床工学技士の職域の拡大を考える~ 近畿大学生物理工学部(和歌山キャンパス)にて

近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)は、平成26年(2014年)3月4日(火)に「第4回ねごろ医用実学研究会講演会~臨床工学技士の職域の拡大を考える~」を開催します。

近畿大学生物理工学部医用工学科が主催する「ねごろ医用実学研究会」は、臨床工学技士に関する知識を深めるために組織されたもので、工学・医学・臨床に関連する研究発表の場を提供したり、それらの幅広い研究分野の研究者、臨床家、企業および医療制度の実務家をお招きして講演会などを開催しています。「臨床工学」という医学と工学の境界領域における学問について学び、考える医用実学研究会を、平成24年(2012年)から開催し、今年で4回目を迎えます。

今回はテーマを『臨床工学技士の職域の拡大を考える』と題し、今後10年を展望しながら職域の拡大に関する理解を深めます。基調講演として、臨床工学技士の指導的立場にある、東京女子医科大学臨床工学科・教授(同大学病院臨床工学部・部長)の峰島 三千男先生に『臨床工学の現状と未来』についてお話しいただきます。また、企業や行政で活躍されている臨床工学技士有資格者の講師の方々による講演も予定しており、臨床工学技士やこれから臨床工学技士を目指す方々により理解していただける内容を提供します。前回は臨床工学技士や研究者、学生を中心に約50人の方々が参加されました。

近畿大学生物理工学部医用工学科は、指定科目の単位修得で臨床工学技士国家試験の受験資格が取得可能で、医療機器の操作・保守・管理から発展・多様化まで幅広く対応できる臨床工学技士の養成を目指しています。


第4回ねごろ医用実学研究会講演会 概要

■日 時:平成26年(2014年)3月4日(火)13:00~(開場12:30)

■会 場:生物理工学部 3号館2・3階アリーナ(和歌山県紀の川市西三谷930)

■講 演:
  【基調講演】 東京女子医科大学臨床工学科 教授
         峰島三千男 先生 『臨床工学の現状と未来』
科学技術の進歩に伴い新規医療機器が次々と開発され臨床応用されています。これらハイテク機器の操作・管理は主に臨床工学技士によって行われており、系統だった工学教育を受けた臨床工学技士に求められる役割は今後さらに拡大するであろうと考えられます。将来の医療に臨床工学は不可欠な領域であり、さらなる発展が期待されます。臨床工学の現状と未来についてお話しします。

  【講演】
(1)『今後の臨床工学技士の職域拡大について~医療機器審査の立場から~』
   (独)医薬品医療機器総合機構 医療機器審査第三部 審査専門員 武内彬正氏 
(2)『企業で活躍する臨床工学技士 活躍の場はいろいろある!!』
   旭化成メディカル(株) 血液浄化システム技術部 課長補佐 宮川浩之氏
(3)『臨床工学技士は企業で何ができるのか』
   ニプロ(株) 国内事業部 CVSビジネスユニット 係長 太田元之氏

■参加対象:臨床工学技士、臨床工学技士を目指す方、企業、学校関係者など

■参加料:講演会は無料(ただし、講演会後の懇話会に参加される場合は500円)

■申込方法:所属・職名・氏名・連絡先(学生の場合は、学年・氏名)・「講演会・懇話会」の参加の有無を明記の上、下記の事務局までメールにてお申込みください。(締切:2/24(月)午後5時まで)
      【事務局】担当 黒田(E-mail: kuroda@waka.kindai.ac.jp) 

■お問合せ:近畿大学生物理工学部 TEL(0736)77-3888〔担当 黒田・井村〕


※「ねごろ医用実学研究会」の名前の由来について
16 世紀後半、紀伊国(現・和歌山県)の根来寺(ねごろでら)は、根来衆と呼ばれる屈強な僧兵を抱える軍事集国として知られていました。彼らは種子島に伝来した鉄砲をいち早く導入し、その製造技術を確立するなど見事な科学技術力を擁していました。生物理工学部は根来寺の約2km 東側に位置した小高い丘陵地、まさに"ねごろの地"にあります。かつてここが科学技術の発信地であったように、『臨床工学とは何たるか』をこの研究会から発信するという思いで名づけました。


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