近畿大学経営学部1年生に上方落語家の桂 花團治 氏が直接指導 落語でコミュニケーション力やプレゼンテーション力を養成
近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)は、今年度からコミュニケーション力やプレゼンテーション力の養成を目的に、落語家の方を講師に迎えて授業を行っています。令和4年(2022年)6月10日(金)に、東大阪キャンパスにて、1年生を対象とした、上方落語家の桂 花團治 氏による授業を実施します。
【本件のポイント】
●大学1年生を対象に落語家によるコミュニケーション、プレゼンテーションの授業を実施
●大阪の文化である「上方落語」を通して、船場商人の知恵や処世術を学ぶ
●落語家の声のトーンや仕草、視線、発声方法を学びコミュニケーション力の向上を図る
【本件の内容】
本学では、1年生を対象に、少人数クラスで、レポートの書き方やプレゼンテーションの方法などの大学での学習に必要な基本的技能や、コミュニケーション能力を習得することを目的として、「基礎ゼミ」という授業を開講しています。経営学部では「基礎ゼミ」の一環として、1年生のうち約500名を対象に、全19回の講座として上方落語家の桂 花團治 氏を講師に迎えた授業を行っています。学生は、大阪の文化である「上方落語」を通して、噺の伝え手である落語家の声のトーン・姿勢・仕草・視線・発声方法などを学びます。上方落語には大阪商人文化の中心地である船場を舞台にした演目が多いことから、落語を通して商人による商売の知恵や処世術を身につけつつ、落語家の話術に触れることで、コミュニケーション力やプレゼンテーション力の向上を図ります。
【開催概要】
日 時:令和4年(2022年)6月10日(金)10:45~12:15
場 所:近畿大学東大阪キャンパス 21号館 6階605講義室
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
授業名:基礎ゼミ(中谷 常二クラス)
対 象:経営学部1年生 18人
講 師:落語家 三代目 桂 花團治 氏
【講師プロフィール】
三代目 桂 花團治(かつら はなだんじ)氏
公益社団法人上方落語協会理事。
昭和37年(1962年)10月10日、大阪府豊中市生まれ。小学時代に「笑い」で自身の居場所を得たことをきっかけに、大阪府立桜塚高校にて落語研究部に入部。大阪芸術大学芸術学部芸術計画学科を中退後、昭和57年(1982年)、二代目故桂 春蝶の高座に一目惚れし入門。「桂 蝶六」を名乗る。ラジオのパーソナリティーやテレビ番組のレポーターとしても活躍しながら、二代目桂 春蝶の最後の弟子として内弟子生活を送る。昭和63年(1988年)毎日放送「落語家新人コンクール」優勝。天満天神繁昌亭での独演会『蝶六の会』は15回を数え、全回大入り満員を記録。平成27年(2015年)4月26日、70年ぶりの名跡復活となる「三代目 桂 花團治」襲名。
【関連リンク】
経営学部 キャリア・マネジメント学科 教授 中谷 常二(ナカヤ ジョウジ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/122-nakaya-jouji.html