経済活性化のためにロシア連邦政府が設立した独立非営利団体「The Agency for Strategic Initiatives」と協力協定を締結
近畿大学(大阪府東大阪市)は、令和2年(2020年)12月16日(水)、ロシア連邦政府が経済の活性化をめざして設立した独立非営利団体「The Agency for Strategic Initiatives」(以下、ASI)と、人的交流の促進および協力関係強化の推進に向けた協力協定を締結しました。
【本件のポイント】
●近畿大学とロシア連邦政府設立の独立非営利団体「ASI」が協力協定を締結
●研究者、学生、ビジネス・プロフェッショナル等との交流を行い、両国の発展および親善に寄与
●大学院総合理工学研究科が中心となり、産学連携による研究や人材教育に取り組む
【本件の内容】
近畿大学とASIは、協力協定を締結することでパートナー関係を築き、長期的で有益な協力関係を推進していきます。科学やテクノロジーの発展に向けて、共同でのイベント等の実施、近畿大学とロシアの教育機関との連携、各種分野での専門知識の共有、人材開発等を実施し、日露間の人的交流を長期的に促進、拡大させます。
まずは、近畿大学大学院総合理工学研究科モノづくり専攻が中心となり、ロシア企業との産学連携による研究及び人材教育に取り組む予定です。
【本件の背景】
近畿大学は、平成29年(2017年)に文部科学省の事業「大学の世界展開力強化事業(ロシア)」に私立大学で初めて選定され、ここからロシアの諸大学との交流が深まりました。「日露間で活躍できるモノづくり中核人材の育成」というテーマのもとで学生交流を行い、ロシアの大学からの短期留学を受け入れ、研究室の見学や授業参加、学生との交流のほか、東大阪市の企業訪問、相撲部や茶道部などの日本文化の見学などを実施しており、この取り組みは令和3年(2021年)まで継続して行う予定です。
【The Agency for Strategic Initiatives(ASI)】
2011年に独立非営利団体として、ロシア連邦政府により設立されました。主たる活動目的は、ロシア経済の活性化および国際競争力強化で、ビジネス環境の整備、テクノロジー分野での人的交流、若手プロフェッショナルの育成、オンラインおよびオフライン交流の推進等を実施しています。
【関連リンク】
近畿大学
https://www.kindai.ac.jp/