見渡す限り古墳!古代日本の謎がいまも眠る「御領古墳群」を全国に伝えるためガバメントクラウドファンディングで寄付を募集中。
福山市は、ふるさと納税を活用して、事業目的を明確にして資金調達をする「ガバメントクラウドファンディング」を開始しました。挑戦するのは、福山ブランド登録活動に登録されたまちづくり団体のひとつ「御領の古代ロマンを蘇らせる会」で、平成29年(2017年)12月22日(金)まで寄附を募ります。
「御領の古代ロマンを蘇らせる会」は、福山市内にある西日本最大級の古墳群「御領古墳群」(ごりょうこふんぐん)の環境整備や見学者へのガイドを行っている団体です。ガバメントクラウドファンディングの目標金額は123万円で、御領古墳群の魅力を凝縮したプロモーションビデオの制作をプロジェクトに掲げ、古墳群の魅力発信と活動への理解・協力を求めます。
「家の裏山に尋常ではない数の古墳群が!」
福山市神辺町(かんなべちょう)にある「御領古墳群」は、市民が裏山で偶然見つけた遺跡です。山頂にはあまりにも大きな磐座(いわくら)が、まるで自らの末裔たちを見守るかのように悠然と佇みます。
「御領古墳群」は、新感覚のワクワク体験型古墳として市民に親しまれており、ハイキングコースとして御領の山を巡り古代の風を感じたり、古墳周辺の探索活動や清掃に参加したり、みんな思い思いの楽しみ方で訪れています。
この御領の古墳群をはじめとした古代人たちの遺跡が発見されたのは、本当に偶然のことだったそうです。最初に古墳を発見した「御領の古代ロマンを蘇らせる会」副代表の佐藤さんは、発見時の様子をこう語ります。
「家の裏山の草刈りをしていて、山城の跡を発見したんです。それから山の中の探索を始めました。墳丘らしき盛り上がりや、石室らしきものを見つけて、専門家に聞いてみるとれっきとした古墳と言われ驚きました。それもひとつやふたつじゃない。みんなで山に入るとどんどん石室を見つけるようになったんです。
これは只事ではないと、町に残る古い記録を探したり、地元の詳しい人に話を聞いてみたり……知れば知るほどに、だんだんとこの土地に隠れているものの大きさが尋常ではないのではないかと思いはじめました。」(佐藤さん)
今年のはじめにはついに王墓らしき前方後円墳が発見され、この地は伝説の古代王国「婀娜(あな)の国」かもしれないとの説が浮かび上がってきました。「御領の古代ロマンを蘇らせる会」では、専門家と協力してこの地に眠る古代の歴史を探るプロジェクトに取り組んでいます。
このたびのガバメントクラウドファンディングは、プロモーション映像を制作して全国の人に「御領古墳群」を知ってもらうことが目的です。古代遺跡のロマンを探る活動に、ぜひご協力ください。
福山市のガバメントクラウドファンディングの詳細はこちら
(ふるさと納税エフバイジー専用サイトに移動します)
https://fbyg.jp/projects/goryo-kohun
当プロジェクトの詳細や寄附の方法は、エフバイジー専用サイトで確認できます。
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/jouhou-hasshin/106468.html
◆福山市について
福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約47万人の拠点都市です。
福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄えた景勝「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、2022年には築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。2017年は、鞆の浦を舞台として、幕末の志士・坂本龍馬らが活躍した「いろは丸事件」から150年の節目の年でもあります。
産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。