全国高専デザインコンペティションで審査員特別賞を受賞 名張市長を表敬訪問 受賞を報告

2020-12-17 12:00
全国高専デザコン2020で審査員特別賞を受賞した学生

近畿大学工業高等専門学校(三重県名張市)総合システム工学科都市環境コース(建築系)の学生が「第17回全国高等専門学校デザインコンペティション(通称:デザコン2020)」の創造デザイン部門で、審査員特別賞を受賞しました。令和2年(2020年)12月22日(火)に、名張市役所の亀井 利克市長を表敬訪問し、受賞を報告します。

【本件のポイント】
●学生5人が「デザコン2020」創造デザイン部門に初挑戦し、審査員特別賞を受賞
●少子高齢化が進む名張市旧町エリアで、市内在住アーティストとコラボし地域の子供たちにモノづくりの楽しさを伝える企画
●学生が日頃の研究成果を生かして地方創生に関わるプロジェクトを提案し、地域に貢献する

【本件の内容】
令和2年(2020年)12月5日・6日にオンラインで開催されたデザコン2020の創造デザイン部門で、近畿大学工業高等専門学校都市環境コース(建築系)の学生が提案した「名張の水路発見-子供の遊び場ふたたび-」が審査員特別賞を受賞しました。令和2年(2020年)12月22日(火)に、学生と指導教員が名張市長の亀井 利克氏を表敬訪問し、受賞を報告します。
都市環境コース(建築系)の建築史研究室(指導教員:准教授 田中 和幸)では、名張市旧町の調査研究を継続的に行っており、町家や水路の特徴を明らかにしてきました。今回受賞したプランは、名張市にたくさん張り巡らされている水路のほとんどが、ふたをかけられたり枯れている中、どうすれば魅力を感じられるようになるのか、そして名張川の改修工事に伴って伐採される竹をどう生かすのか。をテーマに、実際にある5カ所の水路を魅力的にするための提案をしたものです。
具体的には、市内在住の竹あかりアーティスト「竹雀(たけすずめ)」と学生がコラボし、少子高齢化が進んで町家の老朽化や空き家の増加が問題視されている名張市旧町エリアで、地域の子供たちとワークショップで作った竹灯を水路沿いに設置し、SNSで発信するなど、忘れられている水路を生かし、モノづくりの楽しさを伝えるプランです。この提案に対して、審査員から「旧町エリアにかつての賑わいを取り戻すことを期待したい」と評価され、24チームの中から審査員特別賞を受賞しました。今後、この提案を地域住民はじめ多くの人々に知ってもらい実現させることで、名張市旧町エリアが魅力ある街として脚光を浴びることをめざします。

【表敬訪問】
日 時:令和2年(2020年)12月22日(火)13:30~14:00
場 所:名張市役所2階 庁議室
    (三重県名張市鴻之台1-1、近鉄大阪線「名張駅」から徒歩約12分)
訪問者:近畿大学工業高等専門学校
    総合システム工学科
    都市環境コース(建築系)
    建築史研究室本科5年生(デザイン技術部部員):
    市勢 大地、鈴木 朋哉、近藤 光、屋敷 陸、河野 希望
    指導教員:准教授 田中 和幸

【全国高等専門学校デザインコンペティション】
全国に国公私立57校ある高等専門学校を取りまとめている全国高等専門学校連合会が主催するイベント。昭和52年(1977年)に始まった「建築シンポジウム」に端を発し、平成11年(1999年)に開催された「第1回全国高専建築シンポジウム」を経て、平成16年(2004年)に「人が生きる生活空間を構成するための総合的技術」をコンセプトに第1回デザコンが開催され、現在に至ります。高等専門学校にとって、ロボットコンテスト(通称:ロボコン)、プログラミングコンテスト(通称:プロコン)、英語プレゼンテーションコンテスト(通称:プレコン)に並ぶ四大コンテストの一つです。

【関連リンク】
近畿大学工業高等専門学校
https://www.ktc.ac.jp/

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