小学生裁判官!法廷教室「模擬裁判体験」 社会の一員としての自覚や司法への理解と倫理観を養う

近畿大学附属小学校(奈良県奈良市)の5年生児童は、平成30年(2018年)10月2日(火)に、近畿大学東大阪キャンパス(大阪府東大阪市)を訪れ、法学部の法廷教室にて「模擬裁判」を体験します。また、10月末には東京学習旅行にて最高裁判所の見学を予定しており、事前に「摸擬裁判体験」をすることで、法律や裁判の仕組みを学ぶ「大学連携」を生かした学習のひとつとなります。

【本件のポイント】
●模擬裁判を通して、多方面から物事を捉える事や、「言葉」で伝え表現する力を育む
●双方の言い分を客観的に見ることで、心情・過程・背景等を深く考える「探求心」を掘り起こす機会とする
●法律や裁判の意味を考え、三権分立をはじめとする社会科の学習につなげる

【本件の概要】
近畿大学附属小学校では、「智・徳・体」の教育方針を軸に「小学校から大学で学ぼう」というキャッチフレーズを掲げ、近畿大学の附属校という「総合大学」のメリットを最大に生かし、大学施設内での「模擬授業」を実施しています。医学・法学・農学・芸術等の様々な専門分野に触れ、実際の講義を体験することは、児童の知的好奇心の向上や将来のビジョン拡大につながっています。
今回は、大学事務職員による「大学ってこんな所!」の講義の後、大阪高等裁判所の法廷を再現した「法廷教室」で、法学部 辻本 典央教授の解説の中、児童が裁判官や弁護士に扮する「模擬裁判」を体験します。「裁判とは?」「法とは?」「相対する考え」や「弁護」する難しさ、法律に基づいての判決や犯した犯罪への責任等を学ぶことで、多方面から物事を捉え、考える力を養います。

■日時:平成30年(2018年)10月2日(火)
■内容:「大学ってこんな所!」講義
    EキャンパスC館 203 10:30~11:30
    「法廷教室」摸擬裁判体験:法学部教授 辻本 典央
    EキャンパスB館 法廷教室 13:00~15:00
■対象:附属小学校5年生115人
■会場:近畿大学東大阪キャンパス
    (大阪府大阪市小若江3-4-1 近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩10分)

【講師プロフィール】
近畿大学法学部教授 辻本 典央(つじもと のりお)
専   門:刑事法一般(主として刑事訴訟法)
研究テーマ:ドイツ刑事手続における人的側面(手続主体主として弁護人論)
      および物的側面(主として審判対象論)
最終学歴 :京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学

【関連リンク】
法学部法律学科 教授 辻本 典央(ツジモト ノリオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/27-tsujimoto-norio.html

昨年度の法廷教室「模擬裁判」
昨年度の法廷教室「模擬裁判」

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