農学部学生農業団体「GAVRi(ガブリ)」と食事満足度向上プログラムに協力 学生が栽培した減農薬野菜使用のメニューを病院食として提供

2021-07-14 14:00
GAVRiのメンバー

近畿大学農学部(奈良県奈良市)食品栄養学科は、近畿大学奈良病院(奈良県生駒市)と共同で、病院食の質の向上を目的に「食事満足度向上プログラム」を実施しています。その一環として、令和3年(2021年)7月19日(月)・21日(水)に、農学部学生農業団体「GAVRi」が栽培した減農薬栽培のナス、ピーマン、トマトを使用したメニューを奈良病院の病院食として提供します。

【本件のポイント】
●農学部と奈良病院が連携して取り組む「食事満足度向上プログラム」の一環として実施
●農学部学生農業団体GAVRiに所属する学生が、農学部もの作り村にて栽培・収穫した野菜を使用したメニューを病院食として提供
●農学部学生が、入院中の患者様に楽しい食事環境を提供する方法を実践的に学ぶ

【本件の内容】
近畿大学農学部食品栄養学科では、平成28年(2016年)4月から、近畿大学奈良病院と連携して病院食の質の向上を目的とした「食事満足度向上プログラム」を実施しています。
これまでにも、農学部の学生が実習で栽培した大和伝統野菜や、地元の奈良県平群町産ブドウを病院食として提供してきました。
今回は、農学部学生農業団体GAVRiとのコラボ企画として、学生が減農薬で栽培した新鮮で安全なナス、ピーマン、トマトを使用したメニューを病院食として提供します。また、配膳の際に食品栄養学科の学生が作成したメッセージカードを添えて届けます。

【実施概要】
日  時:令和3年(2021年)7月19日(月)・21日(日)
場  所:近畿大学奈良病院
     (奈良県生駒市乙田町1248-1、近鉄生駒線「東山駅」から徒歩約10分)
対  象:入院患者様 約200人(特別な食事制限が必要な患者様の方を除く)
メニュー:ナスとピーマンの鍋しぎ(19日昼食)
     トマト冷しゃぶ(21日夕食)

【食事満足度向上プログラム】
主に次の4点について、病院食の満足度向上に向けた企画を実施しています。
(1)食事に関する嗜好調査の実施
奈良病院栄養部で年2~4回実施していた嗜好調査を学生と共同で実施し、得られた問題点を学生が分析。

(2)病棟内デイルームに季節を感じられる献立表の掲示
学生がイラスト入りの献立表を作成し、栄養部からの情報をもとに、その日の献立の季節感やアピールポイントを紹介。

(3)近畿大学産の農産物や奈良県産の農作物などの提供及びメッセージカードの作成
農学部や附属農場で栽培された安全・安心な農産物や、平群町産の農作物などを積極的に病院食献立に取り入れ、学生手作りのメッセージカードを添えて提供。

(4)小児病棟入院患者様対象イベントの開催
病院職員と農学部の学生が連携し、小児病棟入院患者様とそのご家族を対象としたイベントを定期的に開催(夏祭り、ハロウィン、クリスマス等)。また、イベントに合わせた特別な病院食の提供による食事満足度の向上にむけた取り組みを実施。

【近畿大学農学部学生農業団体GAVRi】
平成29年(2017年)4月に近畿大学農学部の学生団体として設立され、現在、所属学生は約50名で、農学部キャンパスものづくり村をフィールドとして「カッコカワイイNEO農業」をモットーに活動しています。活動内容は学内での勉強会や農作物栽培・販売活動に留まらず、資金管理や出荷量調整などのマネジメント、農福連携型の地域活性化や子供向けの食育推進等、「農」を取り巻く諸問題に積極的に向き合っています。
<主な栽培作物>
トマト、ナス、ピーマン、ズッキーニ、トウモロコシ、エダマメ、パプリカ、シシトウ、サツマイモ、サトイモ、ゴーヤ、ジャガイモ、タマネギ、ニンニク、キュウリ、スイカ、トウガン、オクラ、バジル、ラッカセイ等

【関連リンク】
農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/
近畿大学奈良病院
https://www.kindainara.com/

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