バイオコークス研究所 バイオコークスの魅力・活用事例紹介 8/7(日)「夏休み木づかい祭」御坊市立体育館にて

近畿大学バイオコークス研究所(北海道恵庭市)は、平成28年(2016年)8月7日(日)御坊市立体育館で開催される「夏休み木づかい祭~木のぬくもりと香りにふれてみよう~」(主催:木づかいどうしの会)に出展し、モバイル型バイオコークス製造装置積載車(バイオコークスカー)の展示とバイオコークス製造実演を実施します。

【本件のポイント】
●次世代エネルギーとして期待されるバイオコークスを製造実演
●親子木工体験など親子向けイベントの中で、バイオコークスを身近に感じられる機会
●次世代エネルギー地産地消の取組事例を紹介することで、地域活性に貢献

【本件の概要】
「夏休み木づかい祭」では、近畿大学バイオコークス研究所がバイオコークスカーを用いて、次世代エネルギーとして期待されるバイオコークスの製造実演を行います。
会場内には、親子木工体験やカンナ屑作品づくり、丸太切りなど、木を用いた遊びのコーナーが設けられます。その一角で、バイオコークスカーを設置し、木くずや茶かすなどのあらゆる植物性廃棄物から形成できるバイオコークスの魅力、地域の資源を生かした次世代エネルギーの地産地消の取組事例を解説します。

■日  時:平成28年(2016年)8月7日(日) 9:00~16:00
■会  場:御坊市立体育館
      和歌山県御坊市薗76番地
      (JR御坊駅から紀州鉄道「紀伊御坊駅」下車 徒歩約5分)
■お問合せ:日高振興局 農林水産振興部 林務課(木づかいどうしの会事務局)
      和歌山県御坊市湯川町財部651  TEL(0738)24-2912

■バイオコークスとは
バイオコークスは、近畿大学バイオコークス研究所所長 井田民男が、平成17年(2005年)に開発した次世代の固形燃料です。木くずや茶かすなどのあらゆる植物性廃棄物から製造可能で、金属溶解やごみ溶融等に使われる石炭コークスの代替となります。また、植物由来の原料を使用するため、利用時のCO2排出量はゼロカウント(カーボンフリー)とされ、環境負荷を低減する新しいエネルギーとして期待されています。
平成26年(2014年)3月からは大阪ガスエンジニアリングと共同で、マレーシアにてパーム椰子を原料にしたバイオコークスの生産実証導入実験を行うなど、さらに研究開発を進めております。

■これまでの実績
●平成20年(2008年)4~7月、(株)豊田自動織機の東知多工場(愛知県)で、自動車エンジン部品を製造するキュポラ炉での実証試験を行い、バイオコークスが石炭コークスの11.4%を代替(製品製造工程への影響なし)することを確認。
●平成22年(2010年)4月、(株)ナニワ炉機研究所と共同で、24時間で約1トンの製造能力を持つ実用タイプのバイオコークス製造装置を開発。
●平成23年(2011年)4月、大阪府森林組合が世界初のバイオコークス商用製造プラントを大阪府高槻市に建設。間伐材などを燃料化して販売。現在も稼働中。
●平成23年(2011年)9月、近畿大学とJFEエンジニアリング(株)、(株)ナニワ炉機研究所、日本砿研(株)が共同実証試験。廃棄物高温ガス化直接溶融炉で石炭コークス56.5%代替に成功。
●北海道経済産業局の平成22年(2010年)度補正予算「地域イノベーション創出研究開発事業」の支援を受け、平成24年(2012年)に連続でバイオコークス生成を可能にすることで生産能力を従来機の約4倍に高めた新型連続製造機の開発に成功。
●平成24年(2012年)1月、バイオコークスは平成23年度新エネ大賞の資源エネルギー庁長官賞を受賞。
●平成24年(2012年)12月、近畿大学、(株)豊田自動織機、(株)ナニワ炉機研究所、大阪府森林組合が「平成24年度地球温暖化防止活動環境大臣賞」を共同受賞。
●平成26年(2014年)3月、近畿大学と大阪ガスエンジニアリング(株)が共同で、パーム椰子原料「バイオコークス」の海外における生産実証の導入試験開始を発表。独立行政法人科学技術振興機構(JST)が実施する「産学共同実用化開発事業」として採択。
●平成26年(2014年)10月、近畿大学と中外炉工業(株)が、「バイオコークス化による放射性物質に汚染された有機物の減容・安定化の実証と減容化による輸送効率の向上と安全性及び経済性の検証」を実施。環境省「平成26年度除染技術実証事業」に採択。

【関連リンク】
バイオコークス研究所 教授 井田 民男
http://www.kindai.ac.jp/meikan/933-ida-tamio.html

バイオコークスカー
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