ユニークに音が響く、大阪の「エコー遺産」でアカペラを楽しむ 総合社会学部 村松ゼミが、名建築の新たな魅力を引き出すツアーを実施

2024-10-04 15:00
生駒ビルヂングの外観(左)および内観(右)

近畿大学総合社会学部(大阪府東大阪市)総合社会学科社会・マスメディア系専攻 教授 村松秀ゼミは、令和6年(2024年)10月13日(日)に生駒ビルヂング(大阪市中央区)と本願寺津村別院(北御堂)(大阪市中央区)、10月27日(日)に綿業会館(大阪市中央区)と大阪府立中之島図書館(大阪市北区)にて、音の響きの豊かさや、場所による音の違いに注目して名建築の中でアカペラの歌唱を聴く「大阪『エコー遺産』アカペラツアー!」を実施します。

【本件のポイント】
●近畿大学総合社会学部生が、「エコー遺産」に注目し、建物内での音の響きがユニークな建造物を巡るツアーの実施で、街の新たな魅力を引き出す
●歴史的価値の高い建物内で、アカペラによる豊かなエコーを体感するイベント
●学生が各建物の管理者等と直接交渉し、ツアーの企画を実現させた実学教育

【本件の内容】
近畿大学総合社会学部の村松秀ゼミは、"人々の心を動かし豊かにしていく「コトづくり」プロデュース"を研究テーマとして掲げています。その一環として、トンネルや銭湯など「音の響きがユニークな場所」を「エコー遺産」として発掘するプロジェクトを大阪市内で進めてきました。「エコー遺産」は、担当教員である村松が、前職のNHKでプロデューサーとして制作した番組の中で提示されたものです。
今年度のゼミでは、「エコー遺産」を見出すことが街の新しい文化資源・観光資源の発掘に繋がる点に着目し、歴史的な価値が高く、建物内部でのエコーがきわめて豊かな建造物を大阪市内で調査しました。その結果、生駒ビルヂング、本願寺津村別院(北御堂)、綿業会館、大阪府立中之島図書館の4つを「エコー遺産」としてフォーカスし、各建物関係者の協力を得て、建物内でアカペラの歌唱を聴くツアーを企画しました。
アカペラの歌唱は、本ツアーのために結成された⼥性3⼈組ユニット「Echo tour choir(エコーツアークワイヤ)」が担当し、心地よいエコーを建物内部に響かせます。まったく新しい形で文化資源を見出していく「エコー遺産」を、独特なエンターテインメントとして堪能し、大阪の街の新たな魅力を感じていただけるツアーです。
なお、本ツアーは、大阪の優れた建築を公開する街ぐるみのフェスティバル「イケフェス大阪2024」(主催:一般社団法人生きた建築ミュージアム大阪、10月26日(土)・27日(日)開催)の関連企画として実施されます。

【開催概要】
(1)本願寺津村別院(北御堂)
  日時:令和6年(2024年)10月13日(日)11:00~11:30
  場所:大阪市中央区本町4-1-3、Osaka Metro御堂筋線「本町駅」下車すぐ
(2)生駒ビルヂング
  日時:令和6年(2024年)10月13日(日)15:00~15:30
  場所:大阪市中央区平野町2-2-12、Osaka Metro堺筋線・
     京阪電鉄「北浜駅」から徒歩約2分
(3)綿業会館
  日時:令和6年(2024年)10月27日(日)11:50~12:20
  場所:大阪市中央区備後町2-5-8、Osaka Metro御堂筋線「本町駅」、
     堺筋線「堺筋本町駅」から徒歩約5分
(4)大阪府立中之島図書館
  日時:令和6年(2024年)10月27日(日)13:40~14:10
  場所:大阪市北区中之島1-2-10、Osaka Metro御堂筋線・
     京阪本線「淀屋橋駅」から徒歩約5分

【共通事項】
対象  :一般の方(参加無料、要事前申込)
申込方法:「大阪『エコー遺産』アカペラツアー!」プロジェクトWEBサイトから
     https://echo-heritage-japan.studio.site/info/echo_event
お問合せ:村松ゼミ E-mail:muramatsuzemi.echo@gmail.com
運営  :近畿大学総合社会学部 教授 村松秀 および ゼミ生4名
出演  :⼥性3⼈組ユニット「Echo tour choir(エコーツアークワイヤ)」
※アカペラ楽曲は、場所ごとの響きの違いを感じていただくために、どの場所でも同じ曲を歌唱予定です。
※都合により出演者が変更になりました(10⽉10⽇追記)

【参加学生のコメント】
総合社会学部総合社会学科 社会・マスメディア系専攻4年 藤井晟也さん
「エコー」を通じて建築物の魅力を捉え、街の新たな魅力を生み出す、という独自の視点でイベントを企画しました。
同じ建物の中でも、どこで歌い、聴衆がどこで聴くかによって響きは変わってきます。歴史的価値の高い建物の中で、どのようにアカペラを展開すると響きの違いを楽しむことができるか、「エコー遺産」としての魅力を堪能できるかを考え、各ツアーを構成しました。
ぜひエコー自体の面白さを楽しみ、新たな文化資源としての「エコー遺産」の価値を知り、それを通じて大阪という街の魅力を再発見していただければ幸いです。

【関連リンク】
総合社会学部 総合社会学科 社会・マスメディア系専攻 教授 村松秀(ムラマツシュウ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2784-muramatsu-shu.html

総合社会学部
https://www.kindai.ac.jp/sociology/

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