学生が町の活性化に貢献 「高野山観光情報センターikoya」の公式ロゴマークをデザイン
近畿大学(大阪府東大阪市)と和歌山県高野町が平成29年(2017年)2月に締結した「大学のふるさと協定」の一環として、近畿大学文芸学部芸術学科の学生が「高野山観光情報センターikoya(いこうや)」の公式ロゴマークをデザインしました。
【本件のポイント】
●学生が高野町の自然・伝統・文化などをキーワードに高野山観光情報センターikoya(いこうや)の公式ロゴマークをデザイン
●多くのデザイン案の中から町の関係者による投票を経て最終デザインを決定
●「産業・観光振興」と「地域間交流促進」をテーマとして社会と大学が連携し、地域活性化に取り組む
【本件の内容】
近畿大学文芸学部芸術学科教授の安 起瑩(あん きよん)のゼミでは、令和元年(2019)年7月より授業の一環として、高野山観光情報センターikoya(いこうや)のロゴマーク制作をスタートしました。ゼミの3・4年生14人によるアイデアスケッチの中から、CGで制作したデザイン28案を高野山観光情報センターikoyaの関係者へプレゼンし、最終候補8案を高野町に提出しました。その後、高野町町長や高野町観光協会、金剛峯寺などの関係者による2回の投票を経て最終デザインを決定。令和2年(2020年)2月中を目処に、公式ロゴマークとして活用されます。
【デザインコンセプト】
インターネット位置情報マークをモチーフに、高野山の自然豊かな景色をイラストで表現。下の円はこれからの高野町の広がりと高野山観光情報センターから発信される観光情報の様子を表しており、カラーは金剛峯寺の根本大塔(こんぽんだいとう)と境内の苔、そして高野槙(こうやまき)の色をベースにしています。高野町の自然・伝統・文化などをキーワードにデザインした公式ロゴマークの活用によって、高野山観光情報センターのPRと町の活性化に貢献します。
【「大学のふるさと」協定】
「大学のふるさと協定」事業は、人口の減少や少子高齢化の進行により地域活力が低下している地域において、人材育成の実践的教育や社会的責任として地域貢献活動に対する関心の高い大学が、地域の方々とともに課題の解決に向けた活動を行い、継続的に交流する取り組みです。
高野町と近畿大学は、平成29年(2017年)2月にこの協定を締結しました。「産業・観光振興」と「地域間交流促進」を主軸に、空き家や空店舗における地域資源を使った新商品の開発や、廃校舎を活用した地域交流イベントの開催などを通じて、地方創生を目的とする事業を共同で実施していきます。
【関連リンク】
文芸学部 芸術学科(造形芸術専攻) 教授 安 起瑩(アン キヨン)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1111-an-kiyon.html