新型コロナ影響、「家計にゆとりない」 2人に1人が感じるも 夫の小遣い、影響はまだ見えず
働く既婚女性「家計と夫の小遣い」に関するアンケート
新型コロナウイルス感染拡大により自粛や休業などによる経済活動の収縮や、ライフスタイルの変化は、家計や夫の小遣いにどのような影響があったのでしょうか。
そこで今回は、フィールド・クラウドソーシング事業を展開するソフトブレーン・フィールド株式会社(本社東京都港区、代表取締役社長:木名瀬博)では、20代~60代の当社に登録する全国のキャスト会員546名(平均年齢48歳/働く既婚女性)を対象に、「家計と夫の小遣い」に関するアンケートを実施しました。調査期間は2020年6月11日~6月15日です。
まず現在、家計にゆとりがあると思うか調査をしました。
現在家計にゆとりがあるか尋ねると、2人に1人の方が「ゆとりがないと思う(56.6%)」と感じていることがわかりました。
理由としては、「光熱費、マスク、消毒液などの出費が増えたから(40代女性)」、「テレワーク環境の整備するための物品購入や、食費が増えたから(50代女性)」といった、巣ごもり生活による光熱費や食費の増加や、自宅を在宅勤務に適する環境にするための物品購入などが挙がった他、「パート先が残業をさせない方向でシフトを組んでいるため、以前出ていた残業代分の収入が減っている(50代女性)」、「外出自粛で働けず収入が減少したが、住宅ローンや保険などの固定費はそのままなのでゆとりがない(50代女性)」といった、新型コロナ感染拡大による生活や、収入状況の変化により「ゆとりがない」と感じていることがうかがえました。
一方で、4割が「ゆとりがあると思う(39.2%)」と感じており、理由としては、「家計簿をつけており赤字になることがないため(60代女性)」、「日々節約を心がけ毎月同じ金額の貯金ができているから(50代)」といったように、今回のような非常時でも普段通りの生活を送れるよう、日常的に貯金や節約、家計の管理をされている方の声が見受けられました。
次からは、ご主人のお小遣いについて調査をしました。
ご主人がお小遣い制であるか尋ねると、6割の方が毎月定額の「お小遣い制」であると回答しました。
ご主人がお小遣い制だと回答した338名を対象に、金額について尋ねると、「30,000円以内(46.2%)」で最多となり、「30001円~50000円以内(35.2%)」、「50001円~100,000円以内(16.0%)」、「100,001円以上(2.7%)」と続き、前回(2018年4月)調査と比較して大きな変化はみられませんでした。
また調査では、ご主人のお小遣いが、「コロナ流行前と現在で変化があったか」尋ねており、多くの方が「変化なし(87.9%)」と回答した一方で、「減らした(10.9%)」という方は僅かとなりましたが、「在宅ワークが増え、外食が減ったため減らした(50代女性)」や「外出自粛でずっと家にいる為、夫に小遣いを減らして娘、大学生の仕送りに回した(50代女性)」といった声がありました。
最後に、ご主人の年収は昨年と比較して増減がありそうか調査をしました。
ご主人の年収が昨年と比較して、「増えると思う(6%)」は1割にも満たず、前回(2018年4月)調査の22.3%より16.3ポイントのダウンとなり、4割が「減ると思う(40.4%)」と回答し、前回調査の16.6%より23.9ポイントのアップとなりました。
理由としては、「コロナで残業がなくなり、会社の業績が落ちたためボーナスが下がると思うから(40代女性)」や、「観光業の一端を担っているため(50代女性)」といった、コロナの影響を受けやすい業種であることや、「残業、出張がかなりなくなっているので手当て分の収入が期待できない(50代女性)」といった、働く時間や今まで入っていた手当などの減少が収入に影響しているといった声がありました。
参考までに、厚生労働省が6月9日に発表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、残業代などを示す所定外給与は1万7,984円と前年同月比で12.2%減り、比較可能な2013年1月以来、最も大きな減少となり、残業など所定外の労働時間は9時間と18.9%減ったと言います。
今回の調査結果から、新型コロナウイルスの感染拡大による生活の変化や、働く時間が少なくなったことによる収入の減少により「ゆとりがない」と感じている方は半数以上となりましたが、「家計簿アプリを使い、食費と光熱費を見直した(40代女性)」や、「夕方の特売で食品を購入している(60代女性)」といった、家計の見直しや日々の節約により、ご主人の小遣いを減額したという方は1割に留まりました。
しかしながら、ご主人の年収が昨年と比較して「減る」と思う方が4割を超えていることから、今後の情勢などによっては、影響が出始めることが予想されます。
ソフトブレーン・フィールド株式会社 会社概要
ソフトブレーン・フィールド株式会社は、ソフトブレーン株式会社(市場名:東証1部・4779、本社:東京都中央区、設立年月日:1992年6月17日、代表取締役社長:豊田浩文)のグループ会社として、全国の主婦を中心とした登録スタッフ92,555名のネットワークを活用し、北海道から沖縄まで全国のドラッグストアやスーパー、コンビニ、専門店など187,000店舗以上をカバーし、営業支援(ラウンダー)や市場調査(ミステリーショッパー、店頭調査など)を実施しています。当社代表の木名瀬博は、2004年にアサヒビールの社内独立支援制度に応募し、合格第1号事業として独立しました。
本社所在地 :東京都港区赤坂3-5-2 サンヨー赤坂ビル5階
設 立 :2004 年7 月 / 資本金 :151,499,329円
代表取締役社長 :木名瀬 博
「木名瀬 博のフィールド虎の巻」 URL:https://www.sbfield.co.jp/toranomaki
Work Story Award 2019
「働きがい・モチベーション・エンゲージメント」部門受賞
一般社団法人at Will Workが主催する「Work Story Award 2019(※)」において、当社が提供する「フィールド・クラウドソーシング」が評価され、「働きがい・モチベーション・エンゲージメント」のテーマ部門賞を受賞しました。
(※)働き方を選択できる社会づくり"の実現を目指す一般社団法人at Will Workが主催するアワードで、働く"ストーリー"を集める5年間限定のアワードプログラムです。
https://www.puchittona.jp/sbf/view/sustainable/award2019/index.html