南海トラフ巨大地震を想定した「防災学習」を実施 地震体験車「ごりょう君」で中学生が震度7の揺れを体験

令和3年度(2021年度)の「防災学習」の様子
令和3年度(2021年度)の「防災学習」の様子

近畿大学附属和歌山中学校(和歌山県和歌山市)は、令和5年(2023年)3月20日(月)に、中学2年生190人を対象とした「防災学習」を実施します。和歌山県危機管理局、自衛隊和歌山地方協力本部のもと、地震・津波の基礎講座や地震体験車「ごりょう君」による震度7の地震体験などを行います。

【本件のポイント】
●地震体験車「ごりょう君」による震度7の地震を体験
●自衛隊による心肺蘇生法実習、安全確保のためのロープワーク実習等を実施
●自然災害のしくみを正しく理解し、災害発生時に主体的に判断・行動する意識を養う

【本件の内容】
近畿大学附属和歌山中学校では2年生が、「総合的な学習の時間」の一環として、昨年度に引き続き「防災学習」をテーマとした学習に取り組んでいます。和歌山県の紀伊水道沿岸の地域では、南海トラフ巨大地震などの地震・津波の被害が想定されています。生徒たちが自然災害のしくみを正しく理解し、過去の被害の現状を把握することで、災害発生時に主体的に判断し、行動する意識を高めることを目的として「防災学習」に取り組んでいます。
当日は、和歌山県危機管理局、自衛隊和歌山地方協力本部の方々にご協力いただき、地震・津波についての基礎講座、地震体験車「ごりょう君」による震度7の地震体験、自衛隊による心肺蘇生法実習、安全確保のためのロープワーク実習を体験します。

【実施概要】
日時:令和5年(2023年)3月20日(月)9:00~12:45
場所:近畿大学附属和歌山中学校
   (和歌山市善明寺516、JR阪和線「和歌山駅」から
    和歌山バスで約20分「近畿大学附属和歌山校前」下車すぐ)
対象:中学2年生 190人
協力:和歌山県危機管理局、自衛隊和歌山地方協力本部

【プログラム】
9:00~10:00 地震津波基礎講座(体育館)
10:10~10:40 地震体験車「ごりょう君」体験(人工芝グラウンド付近)
10:50~11:20 救助車見学(本館・東校舎連絡通路)
11:30~12:00 心肺蘇生法実習(柔道場)
12:10~12:45 ロープワーク実習(剣道場)
※ 地震津波基礎講座以外は4つのグループにわかれて受講します。
※ 雨天の場合、地震体験は中止となり、東館大教室での動画視聴となります。

【地震体験車「ごりょう君」】
地震体験車「ごりょう君」は、和歌山県内の自主防災組織や学校、企業の防災訓練やイベント等で幅広く活用されています。車両の名称は、物語の「稲村の火」の登場人物で有名な、濱口 梧陵にちなんだものです。車体の側面には、和歌山県教育委員会が作成した絵本の濱口 梧陵の絵と、住宅の耐震化や家具の転倒防止などの啓発事項をデザインしています。地震体験車では、前後・左右・上下の3方向に揺れ、震度1~7までを段階的に体験できます。また、兵庫県南部地震、新潟中越地震、東海・東南海・南海地震の同時発生(想定)、など過去に発生した地震を再現することができます。車内では、周りにあるものに思わずしがみついてしまうほどの揺れを体験でき、地震の怖さを学ぶことができます。

【関連リンク】
近畿大学附属和歌山高等学校・中学校
https://www.hwaka.kindai.ac.jp/


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