【界 長門】「赤間硯(あかますずり)職人と行う硯づくり体験」開催 ~職人、生産者と行うご当地文化体験「手業(てわざ)のひととき」3 年目に突入~|期間:2023年7月19日~8月25日

山口県北部の山間・長門湯本温泉に佇む温泉旅館「界 長門」では、2023年7月19日~8月25日の水、木、金曜日に、「赤間硯職人と行う硯づくり体験」を開催します。800年以上の歴史を持つ山口県の伝統工芸・赤間硯(あかますずり)を職人と共に作成する体験です。初日は赤間硯で墨を磨(す)って絵や文字を綴り、墨がするすると滑らかにほどけていく赤間硯の使い心地を堪能。翌日は職人と共に素材から赤間硯を削り出し、自分だけの硯を完成させます。本取り組みは2021年より界全施設で実施している、職人・生産者と行うご当地文化体験「手業のひととき」の一環で、今年3年目を迎えます。

「硯づくり体験」で作る赤間硯
「硯づくり体験」で作る赤間硯

「手業のひととき」とは

「手業のひととき」とは、地域の文化を継承する職人や作家、生産者の方々に出会い、お客様がその希少な技を間近で見たり、舞台裏を知ったりできるご当地文化体験です。「界」では、ブランド発足以来、「その地域、その季節ならではのおもてなし」を提供しています。界のスタッフは職人や作家、生産者の方々から、ご当地の文化や手仕事を教わり、その地域に一層愛着を感じるという経験を重ねてきました。その経験を元に、お客様にも、ぜひ地域の文化を継承する職人や作家、生産者の手業に触れて欲しい、という思いで「手業のひととき」を2021年より開催しています。これまでに界全体で700名を超える利用がありました。
詳細URL : https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/

特徴1 硯づくりの前に赤間硯に触れる

ご当地楽「おとなの墨あそび」
ご当地楽「おとなの墨あそび」

宿泊初日は界 長門のご当地楽(ごとうちがく)「おとなの墨あそび」を体験できます。「赤間硯」で墨を磨り、芳香を感じ、扇形の型紙に自身の思いを綴る体験です。赤間硯ならではの墨の伸びや発色の良さを体感でき、赤間硯の特色や歴史にまつわる解説をスタッフから受けることができます。

特徴2 職人の道具を使った赤間硯づくり体験

ノミで硯彫りをする様子
ノミで硯彫りをする様子

実際に職人の方が使っている30cmほどの大きなノミを使って、「墨堂(ぼくどう)」という墨を磨る面を彫ります。その後、砥石や耐水ペーパーなどで表面を滑らかに仕上げます。最後に、泥砥石(どろといし)と呼ばれる専用の研ぎ石で、墨をおろすための微細な凹凸をつける「目立て」を行い完成です。道具を使い、赤間石を硯に変化させていく工程は、職人が代々受け継ぎ、培ってきた正に「手業」と呼べるもので、その一部を経験できることはとても貴重です。出来上がった硯は職人が仕上げを行い、後日スタッフが郵送します。

「赤間硯」とは

無駄のないデザインの赤間硯の形
無駄のないデザインの赤間硯の形

山口県の伝統工芸品である赤間硯は800年以上の歴史があり、江戸時代には藩主への贈答用として用いられてきました。原料となる赤間石は石英や鉄分を多く含んでいるため硯に適しており、赤間硯で磨る墨は粒子が細かく、発色も伸びもよい墨汁ができると評されています(*)。磨りはじめるとすぐに墨が香り立つのもその特徴です。良い硯を作るためには、原石となる赤間石の質が大きく影響するため、職人自身が良い石を見極め、採石を行っています。後継者不足が課題となっており、原石の採取から硯づくりまで行っている職人は現在ではわずか3名となっています。
*出典:https://kogeijapan.com/locale/ja_JP/akamasuzuri/

「手業のひととき」を担当する職人 作硯家(さくけんか) 日枝(ひえだ) 陽一氏

<プロフィール>

作硯家 日枝 陽一氏
作硯家 日枝 陽一氏

山口県宇部市にある日枝玉峯堂(ひえだぎょくほうどう)4代目。原石の採石から製作、販売までを一貫して行う。採石を専門としていた初代のながれを受け、質の良い原石を使用した作硯には定評がある。赤間石の優しく温かみのある色を活かした、日枝氏が手掛ける楕円形の硯は現代の生活空間に合うデザインで人気が高い。山口県芸術文化振興奨励賞(2016年)、第64回日本伝統工芸展日本工芸会奨励賞(2017年)など受賞歴多数。

<コメント>

作業で石を削ったり、磨いたりしたことのある人は、ほぼいないはずですから、皆さん初めての体験です。石が相手なので少したいへんですが、コツさえ分かれば難しい体験ではありません。わかりやすくご指導しますので、安心してご参加ください。硯石は比較的硬さや粒子が均一な石ですが、自然のものですので、当然硬い部分や粗い部分などがあります。職人は感覚を駆使し、石と対話をしながら進めて行きます。ぜひ音として聞こえてこない石の声を聞き、対話を楽しみながら、ご自分の使用している姿を思い浮かべながら、使いやすいかたちを追求して下さい。完成した硯は、商品として販売できるレベルに仕上がりますので、ご期待ください。

「赤間硯職人と行う硯づくり体験」概要

開催日:2023年7月19日~8月25日の水、木、金曜日
時間 :チェックイン翌日9:30~11:30
場所 :界 長門
料金 :1名 10,000円(税込、宿泊費別)
定員 :各日3名 *1名より実施
予約 :公式サイトにて前日20時までに要予約
備考 :完成した硯は着払いにてお送りします。

モデルスケジュール

<1日目>
15:00 ご当地部屋「長門五彩の間」にチェックイン
16:00 温泉入浴
17:30 会席料理を味わう
19:30 ご当地楽「おとなの墨あそび」で赤間硯を体験

<2日目>
8:00  朝食
9:30 手業のひととき
「赤間硯職人と行う硯づくり体験」
11:30 終了
12:00 チェックアウト
長門湯本温泉街のそぞろ歩きを楽しむ

「界」とは

「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。2022年11月には、21施設目となる「界 出雲」が島根県・出雲ひのみさき温泉に、22施設目となる「界 雲仙」が長崎県・雲仙温泉に新規開業しました。
URL:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/

界 長門

「界 長門」は、山口県北部の山に囲まれた川沿いの温泉地、長門湯本温泉 の中心を流れる音信川(おとずれがわ)にかかる曙橋のたもとに位置します。山口県に古くから続く「御茶屋屋敷」をテーマとし、ご当地の豊かな文化をたっぷりと体験できる宿を目指します。
〒759-4103 山口県長門市深川湯本 2229-1/客室数:40 室
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kainagato/


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