熊本地震からの復興と吉野の桜のために 熊本地震募金と吉野の桜募金を実施 近畿大学附属小学校
近畿大学附属小学校（奈良県奈良市）では、毎年吉野の自然を守るための「吉野の桜募金運動」を実施してきました。今年は先月発生した「熊本地震」の被災者への義援金の募金と併せて、平成28年（2016年）5月10日（火）、11日（水）に正門前にて募金活動を実施します。なお、熊本地震の義援金は、日本赤十字社を通じて寄付予定で、吉野の桜募金については、5月18日（水）～20日（金）の日程で2年生児童121人が参加する宿泊学習「吉野学舎」の開舎式の際に、「吉野の桜を守る会」に贈呈します。
【本件のポイント】
●熊本地震の復興支援と、「吉野学舎」で訪れる吉野の桜を守るための社会貢献活動
●募金活動を行うことで、子どもたちが協力し合うことの大切さや集めたお金の重要さ、助け合う人の心の温かさを学ぶ
●「吉野学舎」閉舎式で桜の木を植樹することで、桜を守る意識を高める
【本件の背景】
「吉野学舎」を実施する吉野山では、近年、コケや菌類の繁殖などによって一部で桜の勢力が衰えてきていることが問題になっています。そこで、桜の保護・育成を図るため、地元団体「保勝会」（今年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞）などが中心となって、平成20年（2008年）に「吉野の桜を守る会」が設立されました。
本校では、毎年素晴らしい学習の機会を与えてくれる吉野町への感謝の気持ちを込めて、委員会活動の一つとして美しい吉野の自然を守るための「吉野の桜募金活動」を実施しており、本取り組みは今年で8回目となります。
さらに今年は、甚大な被害をもたらした熊本地震からの一刻も早い復興を願って、義援金の募金を併せて行うことといたしました。
【「熊本地震募金と吉野の桜募金活動」の概要】
■日 時：平成28年（2016年）5月10日（火）・11日（水）8：00～8：30（両日とも）
※熊本地震の義援金は、日本赤十字社を通じて寄付予定
※吉野の桜募金は、5月18日（水）「吉野学舎」開舎式にて、「吉野の桜を守る会」に贈呈
※5月20日（金）「吉野学舎」閉舎式にて、桜の植樹を実施
■場 所：近畿大学附属小学校 正門前（奈良市あやめ池北1‐33‐3）
（近鉄奈良線「菖蒲池（近畿大学附属小学校・幼稚園前）」駅下車すぐ）
■参 加 者：社会委員会および2年生児童 各日約15人
■目 的：熊本地震被害の悲惨さや自然災害の大きさを考え、被災者の方々の復興をお手伝いすると共に、多くの方に吉野山の桜の実情を知ってもらい吉野山の桜の保護・育成につなげる。
募金活動を行うことで、子どもたちが協力し合うことの大切さや集めたお金の重要さ、助け合う人の心の温かさを学ぶ。
■昨年度「吉野の桜」募金額：57,438円
【「吉野学舎」の概要】
近畿大学附属小学校では教育活動の一つとして、昭和31年（1956年）から3年生を対象に奈良県吉野町で宿泊学習「吉野学舎」を実施しており、大自然の中で歴史を学んだり、集団生活をとおして食事作法や規律正しい生活習慣を身につける機会としています。
なお、今年度から対象を2年生といたしました。
■日 時：平成28年（2016年）5月18日（水）～20日（金）
■場 所：旅館「竹林院群芳園」（奈良県吉野郡吉野町大字吉野山2142）
（近鉄吉野線「吉野」駅下車）
■参 加 者：2年生児童 121人
■目 的：大自然の中で、吉野の自然と関わってきた歴史上の人物の努力を知り、今後の学習に取り組む態度と意欲を育てる。
また、集団生活をとおして食事作法や規律正しい生活習慣を身につけるとともに、保護者の方への感謝の気持ちを育む。
