近畿大学工業高等専門学校 書道講師・奥野年光が第71代横綱鶴竜関の化粧まわしを揮毫
2014-07-07 13:15
近畿大学工業高等専門学校 (三重県名張市)で書道講師を務める奥野年光(号・桜州)が、大相撲第71代横綱の鶴竜関が土俵入りで着用する化粧まわしに入る文字を揮毫しました。刺繍を施した化粧まわしは、平成26年(2014年)7月13日(日)から始まる名古屋場所でお披露目となります。
【本件のポイント】
● 書道講師の奥野年光が、大相撲第71代横綱 鶴竜関の化粧まわしに「忍」の字を揮毫
● 露払い・太刀持ちと合わせて3枚1組の化粧まわしを七月名古屋場所でお披露目
【本件の概要】
5月初旬、個展などで奥野講師の作品を気に入った鶴竜関の後援会メンバーから依頼を受け、三日間かけて貴重な二層紙とヤマドリの羽根毛の筆で「忍」「天」「地」の3文字を書き上げました。その後、京都の職人によって繊細な刺繍に仕上げられ、露払い・太刀持ちの分と合わせて3枚1組の化粧まわしが出来上がりました。鶴竜関が付ける「忍」の字は、幕内優勝32回を誇る大横綱・大鵬関(故人)が座右の銘としていたものです。
奥野講師は、「喜んでいただき、お金に替えられないものを得た。普段から骨身を惜しまず、こつこつやってきたことのご褒美だと思っている。お世話になった方々に感謝したい」と語っています。
【奥野年光プロフィール】
昭和19年(1944年)12月6日生まれ。近畿大学理工学部機械工学科を卒業後、物理と書道の教員免許を取得し、40年以上にわたり母校の近畿大学附属高等学校で教鞭を執る。平成23年(2011年)の春からは名張市に移転した近畿大学工業高等専門学校で書道の講師を務める。
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