農学部生がマーケティングプレゼン対決 産学連携で生まれた「金賞健康米」プレゼンコンペを開催

近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、平成30年(2018年)7月20日(金)、応用生命化学科准教授 財満 信宏(ざいま のぶひろ)による「食品機能学」の授業の一環で、応用生命化学科、農業生産科学科の学生による金賞健康米マーケティングプレゼンテーションコンペを開催します。

【本件のポイント】
●近畿大学農学部の研究成果物である「金賞健康米」をテーマに、プレゼンコンペを開催
●学生の斬新な視点でマーケティング方法を競い、外部審査員が審査
●学生はコンペを通じてプレゼン能力を向上する機会

【本件の概要】
「金賞健康米」は、近畿大学農学部応用生命化学科教授 白坂憲章らを中心とするグループが技術協力し、米穀卸売業の幸南食糧株式会社(大阪府松原市)、精米機メーカーの株式会社サタケ(広島県東広島市)と共同開発した、新しい精米法を用いた米です。今回は、応用生命化学科准教授 財満信宏による「食品機能学」の授業の一環で、「2年後に金賞健康米の売り上げを現在の5倍にするにはどうしたらよいか」をテーマにしたマーケティングプレゼンテーションコンペを開催します。コンペでは、農学部の応用生命化学科と農業生産科学科の学生55人が14班に分かれ、各班7分の制限時間でマーケティング方法を発表し、外部審査員の審査により順位を決定します。

■日 時:平成30年(2018年)7月20日(金)14:40~18:00
■場 所:近畿大学奈良キャンパス(奈良市中町3327-204)教室棟2階 208教室
■発表者:近畿大学農学部応用生命化学科・農業生産科学科の3年生55人(14班)
■審査員:寺下 隆夫(近畿大学名誉教授、機能性健康米協会理事長、日本米飯管理士協会理事長)、
     川西 孝彦(幸南食糧(株) 代表取締役社長)、豊田 智恵(幸南食糧(株))、
     岡本 あいみ(幸南食糧(株))、町 和哉((株)街クリエイション 代表取締役)、
     坂本 京太郎((株)街クリエイション)、佐藤 路登世(日本食糧新聞社)

【金賞健康米について】
近畿大学農学部応用生命化学科教授 白坂憲章を中心とするグループが技術協力し、米穀卸売業の幸南食糧株式会社(大阪府松原市)、精米機メーカーの株式会社サタケ(広島県東広島市)と共同開発した新しい精米法を用いた米です。
従来の精米法ではビタミン類やミネラル分などの栄養成分が糠と一緒に取り除かれていましたが、「金賞健康米」は栄養成分を残して精米する新しい技術を開発することによって栄養価を高く保つことに成功しました。当グループは、白米の栄養価を向上させる方法を検討するだけでなく、食品分野での応用例が少ないイメージング質量分析(MALDI-IMS)という手法を用いて栄養素が米のどの部分に分布しているかを明らかにし、栄養成分を豊富に残したまま白い炊きあがりとなる新しい白米の開発に成功しました。
現在、この新しい精米法を用いて、「ゆめぴりか」「あきたこまち」、「はえぬき」、「森のくまさん」などの地域を代表するブランド米が「金賞健康米」として販売されています。

【関連リンク】
農学部応用生命化学科 准教授 財満 信宏(ザイマ ノブヒロ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/811-zaima-nobuhiro.html

農学部応用生命化学科 教授 白坂 憲章(シラサカ ノリフミ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1058-shirasaka-norifumi.html

農学部名誉教授 寺下 隆夫 (テラシタ タカオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1283-terashita-takao.html

金賞健康米
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