星のや京都 『宇治茶』をヘリクルーズの眺望とお茶漬けの味覚で堪能!「京都宇治・茶畑 ヘリクルーズ」開催 期間:2020年4月15日〜5月31日
京都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」は、2020年4月15日~5月31日まで「京都宇治・茶畑 ヘリクルーズ」を開催します。これは飲むだけではない、新しいお茶の楽しみ方を提案するアクティビティです。参加者は、京都府南部・山城地域に広がる新緑の宇治茶の茶畑をヘリコプターで空から眺め、山肌に沿って茶畑が一面に広がる景色を楽しみます。その後、3種のひとくち茶漬けを茶畑の真ん中で味わいます。このお茶漬けは、宇治の窯元が手掛けた特製の茶漬け碗と、宇治の茶舗(ちゃほ)が厳選したお茶を使用したものです。
新緑の茶畑を空から楽しむ「京都宇治・茶畑 ヘリクルーズ」
本アクティビティでは、京都府南部・山城地域に広がる新緑の宇治茶の茶畑をヘリコプターで空から眺めます。宇治の茶師*1のガイドとともに、宇治の茶畑の特徴を目で見て楽しむことができます。京都府・伏見のヘリポートを出発し、宇治の街並みを眼下に見ながら高度をあげ、宇治田原町、和束町、南山城村、京田辺市を巡るルートです。中でも和束町は「茶源郷としての茶畑と瓦屋根の集落景観」と「鎌倉時代から継承する茶文化」が評価され、2013年に「日本で最も美しい村連合」にも加盟している、景観の美しい町です*2。他にも山頂の木立の中にぽっかりとあらわれる茶畑や、尾根から平地まで山肌に沿って一面に広がる幾何学模様の茶畑など、空からしか見ることができない美しい景色を眺めることができます。
*1 茶葉を選定・ブレンドし、販売する人
*2 参考:NPO法人「日本で最も美しい村」連合
茶畑の真ん中で特製のお茶漬けを食べる
ヘリクルーズの後は茶畑の真ん中で、煎茶と玉露、ほうじ茶の3種のひとくち茶漬けを味わいます。お茶は、京都府・宇治の「利招園茶舗」が厳選したものです。お茶それぞれの味わいや香りが最も引き立つような具材を合わせています。また茶漬け碗は、宇治の「朝日焼」がこのお茶漬けに合わせてつくったものです。朝日焼は遠州七窯*3の一つとされ、約400年前から宇治茶とともに年月を重ねてきた窯元です*4。茶畑でここちよい風を感じながら特製のお茶漬けを味わうという、特別な宇治茶の楽しみ方が体験できます。
*3 江戸初期の大名茶人小堀遠州が指導し,またその好みの茶具を焼いたとされる七つの窯のこと
*4 参考:朝日焼
【3種のひとくち茶漬け】
<煎茶>
朝日焼を代表する朝顔形の湯のみをもとに制作した茶漬け碗です。朝顔が花開くような逆三角形の形が特徴で、煎茶の透きとおるような黄緑色がグラデーションとなって映えるよう計算されています。煎茶独特の渋みを含んだ旨味とちりめん山椒の爽やかな風味の組み合わせを楽しみます。
<玉露>
玉露は煎茶と比べ、より繊細な香りと透明感の強い色が特徴です。その香りと色をじっくりと楽しむために口を大きく広げた茶漬け碗で、鯛の昆布締めとともに味わいます。鯛の旨味で玉露のコクのある風味が引き立ちます。
<ほうじ茶>
ほうじ茶は、熱いお湯で淹れて芳醇な香りと温かさを楽しむお茶です。口をすぼめた長い形の茶漬け碗で、実山椒と牛のしぐれ煮とともに、香ばしい香りと旨味を味わいます。
【宇治の茶畑の特徴】
本アクティビティで巡る京都府南部・山城地域は、日本三大銘茶の一つである宇治茶の主産地です*5。平地や山あいの傾斜地、丘陵の上などさまざまな土地に茶畑が幾何学模様を描くように広がっています。宇治茶の特徴は、土地の違いが生む味わいの多様性です。水はけのよい砂地からはあっさりとしたやわらかい味わいの煎茶、栄養分豊富な粘土質の土壌からは濃厚な味わいの玉露が生まれます。扇状地では粘土質の土壌と砂地とが混ざり合うことで、香りと味のバランスがとれた碾茶(てんちゃ)*6が生まれます。
*5 参考:山城広域振興局
*6 緑茶の一種で、ひいて抹茶にするためのお茶
スケジュール例
11:00 星のや京都出発、ヘリポートへ(車で約40分)
12:00 茶畑上空をヘリクルーズ(所要時間約30分)
12:30 着陸後、茶畑でお茶漬けを食べる
13:30 終了
「京都宇治・茶畑 ヘリクルーズ」概要
期間:2020年4月15日~5月31日
料金:1組120,000円(税・サービス料別)*宿泊料別
含まれるもの:ヘリクルーズ、3種のひとくち茶漬け
予約:公式サイト(https://hoshinoya.com/kyoto/)にて14日前までに予約
ヘリコプター発着場:JPD 京都ヘリポート(京都市伏見区)
対象:宿泊者限定
定員:1日1組限定(2名まで)
備考:天候により開催を中止することがあります。
搭乗の制限は設けていませんが、身体の不自由な方や妊娠中の方にはお勧めしていません。
予約の際は、掛かりつけの医師へ事前にご相談ください。
【ご参考】
星のや京都でお茶を楽しむ
星のや京都のお茶は、利招園茶舗が監修しています。ラウンジでは京都の軟水で丁寧に水出しした「早緑(そうりょく)」という玉露を味わうことができ、館内を散策してお気に入りの場所を見つけたら、そこで抹茶を点てて楽しむこともできます。抹茶は、施設の前を流れる大堰川(おおいがわ)の澄んだ緑色にちなみ、また、旅の「記録」になるようにと「録碧(ろくへき)」と名付けられたオリジナルのものです。さらにバーではスモーキーないり番茶にウイスキーを合わせたカクテルで、さわやかな燻(いぶし)の香りを味わうことができます。星のや京都では、さまざまな場面でお茶を味わうことができます。
星のや京都
平安貴族が別邸を構えた京都府・嵐山。渡月橋から船に乗り、大堰川を遡ると現れる水辺の私邸。京都に息づく日本の伝統技法を感じる客室、五味を自在に表現する日本料理、四季の美しい景観と静けさの非日常の世界を楽しめるリゾートです。
所在地:〒616-0007 京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2/客室数 25室
https://hoshinoya.com/