映文連アワード2020 ソーシャル・コミュニケーション部門優秀賞受賞! BS12スペシャル「人間の履歴書 –歯が語る 生きた証–」

BS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)は、今年3月に放送したドキュメンタリー番組「人間の履歴書 –歯が語る 生きた証–」にて、映文連アワード2020 ソーシャル・コミュニケーション部門優秀賞を受賞しました。審査講評では、「現在の日本における遺体の身元確認方法に焦点を当てた啓蒙性の高いドキュメンタリー作品。歯科所見という視点も良く、現状を丹念に追っていて見応えがある。」と評価されました。

■映文連アワード
プロフェッショナルの仕事にふさわしい作品を積極的に発掘・顕彰することによって短編映像業界の活性化を図るとともに、次世代を担う新しい才能(学生・個人)を発掘し、映像業界のインキュベータとしての機能を担うことを目的として、2007年に創設。今年で14回目を迎える。 (公益社団法人映像文化製作者連盟HPより一部抜粋)
大規模災害時の遺体身元確認システム確立に尽力している斉藤久子医師
大規模災害時の遺体身元確認システム確立に尽力している斉藤久子医師
宮城県歯科医師会の身元確認研修会
宮城県歯科医師会の身元確認研修会

■番組プロデューサー  BS12 トゥエルビ 佐々岡沙樹コメント

この番組では、死後も長く残る「歯」による身元確認に焦点を当て、災害大国の日本が今後の大規模災害に向けて何をすべきか考えるきっかけになればと思い、番組を制作しました。
この番組の取材を始めて、私は生きる準備と死ぬ準備をしました。日本ではいつ災害が起きてもおかしくないと言われながらも、自分や家族が災害で死ぬことを想定している人は多くないと思います。しかし、番組をご覧になった方から「入れ歯に刻印を入れます」、「歯科検診にいきます」という感想をいただき、少しでも自分事として捉えていただけて、この番組を制作してよかったと思いました。
この番組のテーマは人命救助ではなく、多数の死者が出ている前提の話のため、完全な救いはありません。しかし、身元不明のご遺体の身元を特定し、行方不明者を1人でも少なくすることは、残された家族、“今生きている人”を救うことにもなるということを今回の取材を通して感じました。
今回頂いた賞は、東日本大震災から10年近く経った今も震災身元不明遺体を減らすために尽力されている方たちの活動に対してのものだと思っております。

(C)映像文化製作者連盟
(C)映像文化製作者連盟

1.番組概要

■番組名 : BS12 スペシャル「人間の履歴書 –歯が語る 生きた証–」

2.番組内容

治療痕などからその人の生活状況まで分かる「歯」は、「人間の履歴書」とも言われ、遺体の身元確認の有効な手段となる。東日本大震災で身元確認にあたった歯科法医学者・斉藤久子さんは、当時多くの課題を感じ、女性歯科医師9名で「JUMP(日本身元不明・行方不明者対策チーム)」を結成。日本の大規模災害時の遺体身元確認システム確立に尽力している。
東日本大震災による行方不明者は2500人以上。そして、今も身元が分からない遺体も存在している。宮城県警には、震災から9年経った現在も震災に特化した「身元不明・行方不明者捜査班」がある。捜査班長の菅原信一さんは「身元特定には遺族が納得できる根拠が必要」と情報が少ない中、地道な捜査を続けている。
遺体の身元確認の重要性を過去の災害から学んだ日本がこれからすべきこととは?


■BS12 トゥエルビについて■

三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンタテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。


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