京都大学共同研究チームによる「オーロラ研究講演会」を開催 主体的な学びの大切さを知り、自身の進路について考える

アラスカでのオーロラの写真(オーロラの音に関する共同研究チーム撮影)
アラスカでのオーロラの写真(オーロラの音に関する共同研究チーム撮影)

近畿大学附属和歌山高等学校・中学校(和歌山県和歌山市)は、令和4年(2022年)12月17日(土)に、本校の中学1年生~高校2年生の希望者を対象に、京都大学共同研究チームによる「オーロラ研究講演会」を開催します。本講演会は、研究チームのメンバーが大学在籍時に手掛けた研究についてお話しいただくもので、本校生徒が主体的に学ぶことの大切さや自身の進路などについて深く考える機会とします。

【本件のポイント】
●研究チームが大学時代に行った「オーロラの音」に関する研究とその成果について講演
●アラスカの地で撮影されたオーロラの神秘的な美しさを、会場のスクリーンに投影して体感
●若手研究者の実体験を聞くことにより、主体的な学びの大切さを知り、自身の進路について考える機会とする

【本件の内容】
講演会では、研究チームの4名が大学在籍時の平成29年(2017年)に手掛けた、オーロラから音が聴こえるメカニズムの解明に関する研究と成果についてお話しいただきます。
本校の教員が、京都大学が「自由の学風」「変人のDNA」を世に広く知ってもらうために実施している公開講座「京都大学変人講座」でこの発表を聴講し、ぜひ本校の生徒に聞かせたいと思ったことがきっかけとなり、今回の開催に至りました。学校から与えられた課題をただこなすだけでなく、自分が興味関心を持った物事を突き詰め、主体的に研究や学習に打ち込むことの大切さを、若手研究者の実体験を通して本校生徒へ伝えていただく狙いです。
なお講演会では、共同チームが実証実験のために3週間アラスカに滞在して撮影したオーロラの映像を、スクリーンに投影して楽しむ時間も設けます。

【開催概要】
日時 :令和4年(2022年)12月17日(土)14:00~15:30
場所 :近畿大学附属和歌山高等学校・中学校 階段教室
    (和歌山市善明寺516、JR阪和線「和歌山駅」から和歌山バスで約15分
     「近畿大学附属和歌山校前」下車すぐ)
対象 :中学1年生~高校2年生の希望者
講演者:「オーロラの音に関する共同研究チーム」の4名
    藤田 菜穂さん、高冨士 愛子さん、天羽 将也さん、司 悠真さん

【オーロラの音に関する共同研究チーム】
藤田 菜穂:
京都大学理学研究科物理学・宇宙物理学専攻 令和4年(2022年)修了
(理学修士)、現在社会人1年目
高冨士 愛子:
京都大学理学研究科物理学・宇宙物理学専攻 令和4年(2022年)修了
(理学修士)、現在社会人1年目
天羽 将也:
京都大学基礎物理学研究所博士課程1年
司 悠真:
京都大学生命科学研究科統合生命科学専攻博士課程1年

本チームは、京都大学在学中に、メンバーのひとりである高冨士さんの「オーロラが見たい」というつぶやきをきっかけに平成29年(2017年)に発足しました。そして、京都大学の体験型海外渡航支援制度「2017京大おもろチャレンジ」に応募するため、オーロラ発生時に聴こえる音の解明を研究テーマに設定し、「オーロラの音」の検証を始めました。
無事に採択されたのち、実証実験のためアラスカのフェアバンクス市郊外の地に3週間滞在。現地では、実に11年ぶりという規模の太陽フレアがおき、普段とは違う速度や色の迫力あるオーロラに遭遇しました。帰国後は京大生チャレンジコンテスト「SPEC」にも選ばれ、助成金によって研究を継続。その成果を「京都大学変人講座」で発表し、さらに世間から注目を浴びることになりました。

【関連リンク】
近畿大学附属和歌山高等学校・中学校
https://www.hwaka.kindai.ac.jp/


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