エンタープライズ2.0対応部品を組み込んだJava開発フレームワーク「楽々FrameworkII バージョン4.3」の販売を開始〜Ajax技術と全文検索でユーザ志向の基幹システムを実現〜

 住友電工情報システム株式会社は、エンタープライズ2.0に対応した部品を組み込んだJava(*1)開発フレームワーク「楽々FrameworkII バージョン4.3」の販売を本日より開始します。

 インターネット上でのブログ、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)(*2)、Wiki(ウィキ)(*3)など、双方向性や参加型を特長とする新しいタイプのWebシステムやその要素技術はWeb2.0(*4)と呼ばれていますが、最近、その発想や技術を企業内システムに応用する、いわゆる「エンタープライズ2.0」が注目を集めています。

 「楽々FrameworkII」は、業務系Webシステムの開発期間とコストの大幅な削減を実現するJava開発フレームワークです。本製品は、複雑な処理を実現する業務コンポーネントにより、ノンプログラミングで業務処理の大部分を稼動できるため、プログラム設計工数を従来の3分の1まで圧縮できます。さらに、データベース設計完了後、すぐに試作プログラムを自動生成し稼動できるため、Javaでそのままシステムを構築する場合に比べ10分の1の時間で高品質なプログラムが作成可能です。このような特長をもつ「楽々FrameworkII」は2002年12月の発売以来、中堅から大企業の情報システム部門やシステム開発会社を中心に約130社に導入頂いております。
 今回販売を開始する「楽々FrameworkII バージョン4.3」では、エンタープライズ2.0の要素技術の中でも代表的な、Ajax(*5)技術と全文検索技術を適用したプログラム部品を組み込みました。これにより、利用者にとって使い勝手のよい基幹システムを容易に構築することが可能となります。
 本製品の特長は次のとおりです。

1.業務画面の操作性を飛躍的に向上させる「ダイナミック・プレゼンテーション」部品の追加
 Ajax技術の適用により、リッチクライアント並みの高度で快適なWeb操作を実現する「ダイナミック・プレゼンテーション」部品を追加しました。これにより、利用者自身が画面をカスタマイズすることが可能となり、業務画面の操作性と自由度を飛躍的に高めたシステムの構築が容易になります。
 具体的には、スクロールバーをスライドさせると続きのデータを次々とデータベースから読み込んで画面上に表示させることや、画面上の項目の表示幅をマウスのスライド操作で利用者が自在に調整すること、項目の並び替えを変更することが可能となります。また、検索キーワードを入力する際に、入力した文字列を保管した候補キーワードを自動表示しながら徐々に候補を絞り込むことも可能です。

2.業務システム内のデータを広範囲にあいまい検索する「ハイパー全文検索」部品の追加
 当社が開発・販売する全文検索エンジン「QuickSolution」のコア技術を使用し、広範囲な業務データから高度な全文検索を行う「ハイパー全文検索」のプログラム部品を追加しました。これにより、通常のデータベース検索では実現が困難な、長いテキスト文字列からの全文検索や、あいまい検索の機能を持つ業務システムを容易に構築することが可能となります。一方、エンドユーザーにとっては、受注情報や顧客情報などのまとまったデータの中から、欲しい情報を瞬時に探し出すことができ、また、探したい文字列と完全に一致していなくても、類似度の高い文字列を探し出すことが可能となります。さらに、「件名」「顧客名称」「内容」「備考」などの項目をまたがって一括した全文検索、複数テーブルを結合して丸ごと検索を行うことも可能で、Excel、Word、PDF等の添付ファイルの中も全文検索します。なお「ハイパー全文検索」部品はオプションでのご提供となります。

3.高機能なオープンソース帳票ツールとの連携機能「RakConnect for JasperReports」
 楽々FrameworkIIの外部連携機能「RakConnect」シリーズに、オープンソースの帳票ツール「JasperReports」との連携機能「RakConnect for JasperReports」が新たに加わりました。JasperReportsは、専用のデザイナーが提供されている帳票ツールで、PDF、Excel、プリンタの直接出力やバーコード、グラフ、画像、計算式のサポートなど、商用の帳票ツールと同等の機能を持っています。オープンソースの帳票ツールを利用することで、システム開発のコストが削減できます。

 なお、「楽々FrameworkII バージョン4.3」の新機能を紹介するセミナーを下記の通り開催します。

<セミナー開催日時・場所>
【東京地区】
日時:2007年10月19日(金)14:00〜17:00
場所:住友電工情報システム(株)東京支社(東京都港区元赤坂1-3-12 赤坂センタービル)
URL:http://www.sei-info.co.jp/event/event_seminar200710fw.html
【大阪地区】
日時:2007年10月12日(金)13:30〜17:00
場所:NEC Broadband Solution Center 関西(大阪市中央区城見1-4-24 NEC関西ビル)
URL:http://www.nec.co.jp/semi/webotx1012/

以 上 

<楽々FrameworkIIのWebサイト> http://www.sei-info.co.jp/products/products_fw_top.html

<楽々FrameworkIIバージョン4.3の動作環境>
サーバOS:Linux/Windows Server/Solaris/AIX/z/Linux/i5/OS
アプリケーションサーバ:WebSphere/Oracle Application Server/WebLogic/Cosminexus/WebOTX/InterStage/Tomcat等
データベース:DB2/Oracle/SQL Server/PostgreSQL/MySQL等
クライアント:Internet Explorer/Netscape Navigator/FireFox

・楽々Framework、QuickSolution は、住友電気工業株式会社の登録商標です。
・Java、Solaris は、米国 Sun Microsystems, Inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・JasperReportsは、米国 JasperSoft Corporation 米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Linux は、Linus Torvalds の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・AIX、WebSphere、DB2、i5/OS は、米国 IBM Corp. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Windows、Internet Explorer、SQL Server 、Windows Server、Excel、Wordは米国 Microsoft Corp. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Oracle は、米国 Oracle Corp. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・WebLogic は、米国 BEA Systems, Inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Cosminexusは、株式会社日立製作所の登録商標です。
・WebOTX は、日本電気株式会社の登録商標です。
・Interstageは、富士通株式会社の登録商標です。
・MySQLは、MySQL AB の米国及びその他の国における商標または登録 商標です。
・Netscape、Netscape Navigator は、米国 Netscape Communications Corp. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Firefox は Mozilla Foundation の米国及びその他の国における商標または登録商標です。

<住友電工情報システム株式会社の概要>
(1)設立:1998年10月1日 
(2)資本金:2億円 (住友電気工業(株)100%出資)
(3)従業員数:250名
(4)代表者:代表取締役社長 岩佐 洋司
(5)本社所在地:大阪市淀川区西宮原2−1−3(SORA新大阪21ビル)
(6)事業内容:各種業務用ソフトウェアの開発・販売、パッケージ・ソフトの開発・販売 他

<製品に関するお問い合わせ先>
住友電工情報システム株式会社  システム営業部
TEL: 03-3423-5264  Email:rakrak@sei-info.co.jp

<本件に関するお問い合わせ先>
住友電工情報システム株式会社   http://www.sei-info.co.jp
マーケティング室  TEL:06-6394-6754  FAX:06-6394-6704
Email:mkt-ml@ml.sei.co.jp     

*1 Java:米サン・マイクロシステムズが開発したオブジェクト指向プログラミング言語
*2 SNS:人どうしのつながりを促進・サポートするWebサイト。最近では企業内でも、コミュニケーション活性化のために導入されるケースが増えている。
*3 Wiki:Webブラウザーから誰でも簡単に、Webページの発行・編集・削除が行えるWebコンテンツ管理システム
*4 Web2.0:ティム・オライリーらによって提唱された概念で、ウェブの新しい利用法を総称する。
*5 Ajax:非同期通信を利用し、通信結果に応じて動的にページの内容を書き換えるユーザーインターフェース構築技術。

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