フィールドワーク「総社でGO!まちあるき」を倉敷市で開催 近畿大学総合社会学部

2016-06-06 16:00

近畿大学総合社会学部(大阪府東大阪市)では、まちづくりに積極的な地域を訪れ、その取り組みを学ぶとともに、まちの魅力を見出す学生主体のフィールドワーク「総社※1でGO!まちあるき」を、平成28年(2016年)6月12日(日)、岡山県倉敷市において開催いたします。学生約170人が街歩きをしながら、倉敷市の魅力に触れ、SNSを通じてその魅力を発信します。
※1総合社会学部の略称

【本件のポイント】
●約170人の近大生による、倉敷でのフィールドワーク
●町屋のリノベーションを手がける専門家や市の実務担当者の話を聞くことで、学生は主体的かつ実際的な「まちづくり」を学ぶ機会とする
●学生目線での地域創生に貢献する

【本件の概要】
総合社会学部では、まちづくりに積極的な地域を訪れ、その魅力を再発見するフィールドワーク「総社でGO!まちあるき」を開催しています。

13回目となる今回は、初めての関西圏外となる岡山県倉敷市を訪ねます。当日は、倉敷市役所と「倉敷町屋トラスト」の専門家からまちづくりの実際についての解説を受けた後、約4時間の「まちあるき」を通し、旅行のガイドブックでは見逃されるような、まちに点在する魅力を発見するフィールドワークを行います。

約170人の学生たちが訪れた場所や魅力的なもの、地元の人から得た情報などを、#(ハッシュタグ)つきSNSコメントで発信し、それらを実行委員会の学生たちが後日集計を行い、倉敷市まちあるきマップを作成、本学オープンキャンパスにて公開する予定です。

■日 時:平成28年(2016年)6月12日(日)12:00~16:00
■場 所:倉敷公民館で講演会を開催後、倉敷市美観地区を中心に自由散策

【本件の背景】
総合社会学部では、6年前に学部が発足した当時から、学生が自ら企画運営し自ら学ぶ機会を醸成する「まちあるき」を支援してきました。都市のまちづくりを専攻する学生は、講義ではまちづくりの歴史や行政施策、まちのデザインなど調査手法・設計手法を学ぶとともに、実際にまちや建物に触れる「まちあるき」を通して、「故きを温ね新しきを知る」ことを実践しています。

従来までの「総社でGO!まちあるき」と異なり、今回は約170人が参加するイベントというスケールメリットを活かして、SNSコメントを収集する形で「みんなで作るまちあるきマップ」の作成に挑戦します。初めて倉敷市を訪れる、学生と同世代の観光客等がどのようなものに魅力を感じるのか、オーソドックスなまちあるきのパターンはもとより、初めて訪れる学生だからこそ発見できた魅力など収集するため、約4時間をかけてフィールドワークを行います。その成果は、西日本最大の動員数を誇る本学のオープンキャンパスで公開する予定です。

引率教員の一人である総合社会学部の久(ひさ)は、わが国を代表するまちづくり研究の第一人者。町家のリノベーションを手掛けるNPO法人「倉敷町家トラスト」の中村泰典代表や市の都市計画担当者から話を伺いながら、「新たな形で発展する街並が地域住民の努力で守られていることを知る好機とし、その上で発見する新たな魅力を自ら発信し「まちづくり」の実際を体感してほしい」としています。

総合社会学部 環境まちづくり系専攻 教授 久 隆浩(ひさ たかひろ)
所   属:近畿大学総合社会学部環境・まちづくり系専攻 教授
学   位:工学博士
専門分野 :まちづくり、環境デザイン、市民活動支援
研究テーマ:都市・地域における21世紀型社会づくり
著   書:『都市構造と都市政策』(2014年古今書院、共著)他
受 賞 歴:日本都市学会特別賞(学術共同研究賞)(2015年)他

【関連リンク】
総合社会学部 環境・まちづくり系専攻 教授 久 隆浩
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1024-hisa-takahiro.html

「総社でGO!まちあるき」
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