「AYA世代患者のACP(人生会議)」をテーマに市民公開講座を開催 将来受ける治療について、患者本人が家族や大切な人と考える

学校法人近畿大学
令和5年(2023年)11月に実施した市民公開講座の様子

近畿大学病院(大阪府大阪狭山市)は、令和5年(2023年)12月15日(金)に、「第3回アドバンス・ケア・プランニング市民公開講座」をオンラインで開催します。
アドバンス・ケア・プランニングとは、将来、病状が進行したときにどのような医療やケアを受けるか、患者本人を主体に、家族や大切な人、医療・ケアチームが繰り返し話し合いを行って、本人による意思決定を支援する取り組みのことです。Advance Care Planningの頭文字から「ACP」と略され、「人生会議」と訳されることもあります。今回の市民公開講座では、「AYA世代※ 患者のACP(人生会議)」をテーマに、専門知識を有する医師・看護師が講演を行い、参加者の疑問や質問にライブ形式で回答します。
※ Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとったもので、主に、思春期の15歳~30歳の世代を指します。

【本件のポイント】
●地域の方々に、ACPについて身近に捉え、正しく理解していただく機会を提供
●「AYA世代患者の意思決定支援」をテーマに、緩和ケア医や母性看護専門看護師が講演
●オンライン形式で開催し、参加者の疑問・質問に講演者がリアルタイムで回答

【本件の内容】
近畿大学病院では、令和元年(2019年)に院長直轄の常設委員会として「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)委員会」を設置し、ACP普及のため、近隣医療機関との連携など院内外の体制整備を行ってきました。また、地域住民や患者とその家族を対象に、市民公開講座を年1回開催しており、150名程度の方が参加する人気講座となっています。
今回はテーマを「AYA世代患者のACP(人生会議)」として、最近ニュースなどでよく耳にする「AYA世代」の患者にフォーカスをあて、緩和ケア専門医や母性看護専門看護師が講演します。患者だけでなく一般の方にも、万が一、命に関わるような病気になった場合にどのような医療やケアを受けたいのか、健康なときから自分で考え、家族や大切な人と話し合うきっかけを提供します。

【開催概要】
日時  :令和5年(2023年)12月15日(金)19:00~20:00
     開催方法:オンライン ※ 申し込みされた方にURLを発行します。
対象  :一般の方(人数制限なし、参加無料、要事前予約)
申込方法:
(1)以下のサイトから申し込み
https://testkindai.zoom.us/webinar/register/WN_aHhaH0A6TQmPqHTAxdGKeg
(2)以下のメールアドレス宛に、氏名、メールアドレスを送付して申し込み
gan.c@med.kindai.ac.jp
お問合せ:近畿大学病院アドバンス・ケア・プランニング委員会
     TEL(072)366-0221(内線3892)

【プログラム】
19:00~19:05 開会挨拶
 近畿大学病院アドバンス・ケア・プランニング委員会 委員長 中川和彦
19:05~19:20 講演(1)
 「アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)って何だろう?」
 講師:近畿大学病院緩和ケアセンター センター長代行 吉田健史
19:20~19:50 講演(2)
 「AYA世代患者におけるACP~描いてきた生殖物語を書き換えるということ~」
 講師:近畿大学病院 母性看護専門看護師/アドバンス助産師 山﨑由美子
19:50~20:00 質疑応答

【関連リンク】
医学部 医学科 特任教授 中川和彦(ナカガワカズヒコ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/755-nakagawa-kazuhiko.html
医学部 近畿大学病院 講師 吉田健史(ヨシダタケシ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1809-yoshida-takeshi.html

近畿大学病院
https://www.med.kindai.ac.jp/