小・中学生を対象に病院での職業体験を実施 大阪狭山市の青少年指導員会・PTA連絡協議会と協力し、地域の職業教育に貢献

近畿大学医学部附属病院(大阪府大阪狭山市)は、平成29年(2017年)2月26日(日)、当院にて、大阪狭山市青少年指導員会と大阪狭山市PTA連絡協議会との共催で小・中学生を対象とした職場体験イベントを開催します。

【本件の概要】
●地域の青少年指導員会とPTA連絡協議会と今回初めて連携し、共同イベントを開催
●「緩和ケア認定看護師」などの医療従事者の職業紹介や、病理医が行う「細胞観察」を体験
●地域の青少年の健全な育成に取り組む団体と連携した職業体験を通じて、地域の子供の医療従事者に関する正しい職業観を醸成

【本件の概要】
近畿大学医学部では、これまでに、医学部堺病院(大阪府堺市)にて、近隣の小学生を対象に職業体験イベントを実施してきました。病院における医師や看護師といった職業だけでなく、放射線技師や、臨床検査技師、理学療法士、栄養士などの様々な職業の紹介と仕事体験を行い、地域の小学生の健全な育成に貢献してきました。
今回は、大阪狭山市にある医学部附属病院にて、大阪狭山市の青少年指導員会とPTA連絡協議会と協力・連携して職業体験を行います。「がん」などの病気の治療・ケアに専門的に関わる「緩和ケア認定看護師」という従来の看護師とは異なる職業や、病気で亡くなった方の細胞を分析して病気の原因を突き止める「病理医」という職業なども紹介し、実際に体の細胞を観察できる体験プログラムも実施します。

■日時:平成29年(2017年)2月26日(日)10:00~12:00
■場所:近畿大学医学部附属病院 第9講義室
    (大阪府大阪狭山市大野東377-2、南海高野線「金剛駅」からバス約15分)
■対象:小学生(保護者同伴)、中学生(総勢約220人参加予定)※応募は締め切り済

【プログラム】
(1)仕事紹介「病院と地域みんなでチーム医療」
講師:近畿大学医学附属病院 がんセンター 緩和ケアセンター
   緩和ケア認定看護師 看護長 西井千惠子(にしいちえこ)
「緩和ケア認定看護師」は、「がん」などの病気の治療・ケアに関わる専門認定を習得し、がん専門の看護師として、日々患者様やそのご家族のケアに携わっています。
緩和ケア認定看護師を一例に、病院で働く人の様々な職業や、医療に関する知識を学び、病気や治療について考えましょう。

(2)職業体験「からだのふしぎ びょうきのふしぎ」
講師:近畿大学医学部病理学教室 講師 榎木英介(えのきえいすけ)
大学院で生物学の研究をした後、医師になった経歴を持ち、病理診断、医療問題などについて、テレビや著書など様々なメディアを通じて情報を発信しています。
病理医という仕事や研究者について聞いてみたり、実際の体の細胞を観察したりしてみましょう。

【大阪狭山市青少年指導員会・大阪狭山市PTA連絡協議会について】
大阪狭山市内の子どもに関する団体である「大阪狭山市青少年指導員会」と「大阪狭山市PTA連絡協議会」は、平成19年度(2007年度)から、様々な地域企業と連携して活動を行っています。様々な団体と合同で研修会を開催することにより、お互いに地域の青少年育成に対する共通意識を持ち、家庭や地域における青少年の健全な育成環境の充実を図っています。毎年開かれる講演会では、家族の参加も促すことで、家族と一緒に将来について考えたり、様々な仕事について興味関心を高めてもらうことを目指しています。
近畿大学医学的附属病院と連携して、イベントを開催するのは、今回が初めてとなります。

【関連リンク】
医学部病理学教室 医学部講師 榎木 英介(エノキエイスケ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1318-enoki-eisuke.html

医学部堺病院で実施した職業体験で、縫合を行う小学生の様子(平成28年10月)
医学部堺病院で実施した職業体験で、縫合を行う小学生の様子(平成28年10月)

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