大阪府立城東工科高等学校で出前実習を実施 マイコン搭載の模型自動車を使用し、ロボットへの興味関心を高める

出前実習で活用する「マイコンカー」(左)、走行練習用コース(右)
出前実習で活用する「マイコンカー」(左)、走行練習用コース(右)

近畿大学工業高等専門学校(三重県名張市)は、令和3年(2021年)8月4日(水)に大阪府立城東工科高等学校の生徒を対象に、ロボット制御やプログラミングを学ぶための、マイクロコンピュータを搭載した模型自動車「マイコンカー」を活用したロボット出前実習を実施します。なお、この出前実習は、大阪府教育庁の「企業等連携による実践的技能力育成事業」を活用して行います。

【本件のポイント】
●1人1台マイコンカーを用い、高校生の自動運転やロボット制御に対する興味・関心を高める
●実習によって、機械工作、はんだ付け等回路製作、プログラミングなどさまざまな体験ができる
●失敗を生かして成功へ繋げるための生徒自らの気づきに重点を置いた指導を行う

【本件の内容】
今回の出前授業では、高校生がマイコンカーを活用したロボット制御を体験します。マイコンカーでは、部品設計や加工など機械に関する知識、白線などを検知してモータ出力を行う回路に対する知識、内輪差や加速減速など車両に関する知識、機械や電気および車両制御を考慮したプログラミングの知識が要求されます。これらを学びながら、機械の自動制御、自動車の自動運転に対する興味・関心を高め、課題解決に挑戦する能力を育成することを目的としています。失敗を生かして成功へ繋げるための生徒自らの気づきに重点を置いた指導を行います。
なお、大阪府立城東工科高等学校では、毎年、電気工学部(部活動)が公益社団法人全国工業高等学校長協会の主催する「ジャパンマイコンカーラリー大会」に参加しており、過去に「Camera Class」というカテゴリーで近畿地区大会優勝、全国大会3位になるなどの強豪校として知られています。

【開催概要】
日時:令和3年(2021年)8月4日(水)8:30~17:15
場所:大阪府立城東工科高等学校(大阪府東大阪市西鴻池町2丁目5-33)
   (JR学研都市線 「鴻池新田駅」下車 徒歩5分)
対象:大阪府立城東工科高等学校 電気工学部(部活動)
指導:総合システム工学科機械システムコース 准教授 長谷川 尚哉

【ロボット競技用「マイコンカー」】
マイコンカーラリー(Micom Car Rally : MCR)とは、ロボット競技大会の一つであり、マイクロコンピュータ(Micro computer、略してマイコン)を搭載したロボット(模型自動車)が、コースを自律制御(ロボット自ら動く方式)で走りタイムを競う競技です。
マイコンカーは、参加者が設計製作しプログラミングを行います。そのため、マイコンカー製作には設計技術や機械加工技術、制御技術、電子回路に関する知識など、工業に関する総合的な知識が求められます。(「ジャパンマイコンカーラリーHP」より)

【関連リンク】
近畿大学工業高等専門学校
https://www.ktc.ac.jp/


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