医療従事者向け「ハイブリッド手術室」見学会を開催 より高度で精密、そして患者様に負担のない手術へ 近畿大学医学部附属病院
近畿大学医学部附属病院（大阪府大阪狭山市）では、最新鋭のハイブリッド手術室を導入し、平成28年（2016年）6月13日（月）より稼働を開始します。稼働に先立ち、平成28年（2016年）6月11日（土）に、医療従事者を対象とした手術室見学会並びに最新鋭の３Ｄ機能や画像融合機能等についての説明会を開催いたします。
【本件のポイント】
●心臓外科・整形外科・脳外科の専門医が最先端のハイブリッド手術について解説
●３Ｄ機能や画像融合機能など最新装置を特別に公開
●学生はハイブリッド手術を見学し、最先端の医療技術を学びます
【本件の概要】
今回導入するハイブリッド手術室では、一つの手術室で撮影・施術の両方を行うことができるため、従来に比べて飛躍的に高度で精密な手術が可能になります。これにより、手術時間の短縮や出血量の減少、入院期間の短縮など、患者様の体に負担が少ない治療が行えるようになります。
稼働に先立ち、医療関係者向けにハイブリッド手術室導入により広がる施術の可能性についてご説明します。
また、ハイブリッド手術室1室に加えて、ロボット手術（da Vinci）を中心とした内視鏡外科専用の1室と眼科の日帰り手術に対応する外来手術専用の2室、合計3室の増床も行いました。当日は4室全てを見学いただけます。
■日 時：平成28年（2016年）6月11日（土） 14：00～16：00
■会 場：近畿大学医学部附属病院 救急災害センター 大会議室
大阪府大阪狭山市大野東377-2
（南海高野線「金剛駅」/泉北高速線「泉ヶ丘駅」よりバス約15分）
■対 象：医療従事者（定員60人、入場無料）
■申込方法：住所、氏名、希望人数を明記のうえ、FAX又はメールにて
■お問合せ：ＴＥＬ（072）366－0221(代表) 担当：総務広報課 南川
ＦＡＸ（072）365－8300 Mail：syomu@med.kindai.ac.jp
【当日のプログラム】
■13:30 開場
■14:00 ご挨拶 近畿大学医学部附属病院 中央手術部 部長 安田卓司
■14:10 講演 近畿大学医学部附属病院
‣心臓血管外科(10分)
演題：『心臓血管外科領域のハイブリッド手術』
講師：近畿大学医学部 心臓血管外科学教室 医学部講師 藤井公輔
‣整形外科（10 分）
演題：『ハイブリッド手術室は脊椎手術をどのように変えるか』
講師：近畿大学医学部 整形外科学教室 准教授 宮本裕史
‣脳神経外科（10分）
演題：『超ハイテク脳神経外科手術』
講師：近畿大学医学部 脳神経外科学教室 主任教授 加藤天美
■14:40 意見交換
■15:00 ハイブリッド手術室見学会（入室制限の為、グループ毎のご案内となります）
■16:00 見学会終了（希望者には各担当科との個別相談をご案内いたします）
【ハイブリッド手術室概要】
導入機種：Artis zeego（多軸駆動アーム搭載血管撮影システム）
機種の特徴：次世代3DプラットフォームおよびFIS（Flexible Isocenter System：手術台傾斜自動追従装置）を搭載。さらに画像融合機能を有する最新のナビゲーションシステムを導入する事で、高画質な臓器の透視や画像解析をリアルタイムで確認しながらより高度で精密な手術が実現します。
面 積：71.8m2
【ハイブリッド手術室の特徴】
従来の手術では、血管撮影やX線透視を行う治療はカテーテル検査室や放射線透視室で行い、実際の施術は手術室で行うというように別々の部屋で行われており、術前に患者様が病院内を移動しないといけないなど、一定の負担がありました。今回導入したハイブリット手術室の最大の特徴は、ひとつの手術室で撮影・施術の両方を行うことが出来る事です。また、３Ｄ機能や画像融合機能を搭載する事で、飛躍的に高度で精密な手術が可能となります。これにより、手術時間の短縮や出血量の減少、入院期間の短縮など、患者様の体に負担が少ない治療が行えるようになります。
ハイブリッド手術室は様々な分野の医療に利用できますが、特に高度な技術と精密な画像などを必要とする、心臓血管外科・脳外科・整形外科の手術において活用が期待されています。
【関連リンク】
医学部 医学科 教授 安田 卓司
http://www.kindai.ac.jp/meikan/763-yasuda-takushi.html
生物理工学部 遺伝子工学科 教授 宮本 裕史
http://www.kindai.ac.jp/meikan/491-miyamoto-hiroshi.html
医学部 医学科 主任教授 加藤 天美
http://www.kindai.ac.jp/meikan/561-katou-amami.html
