近畿大学×編集工学研究所×LINE株式会社 編集力講座「自分の個性を、切り拓け。」
近畿大学(大阪府東大阪市)は、実学教育の拠点「ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)」において、株式会社編集工学研究所(東京都世田谷区)の協力を得て、課題解決やプロジェクト推進に取り組む実践型ゼミ「編集力講座」を開講しています。平成30年(2018年)7月3日(火)から、LINE株式会社とコラボレーションしてvol.2を実施します。
【本件のポイント】
●「ACADEMIC THEATER」のアドバイザーである編集工学研究所と産学連携講座を開講
●LINEからの課題として、「“自分らしさ”を生かしたLINEの新コンテンツ」を提案
●学生は実社会で新しいものをつくることを学び、プロセスが大事であることを体験する
【本件の概要】
昨年4月に開設したACADEMIC THEATERは、編集工学研究所所長の松岡正剛氏がスーパーバイザーを務め、「編集」が施設のコンセプトとなっています。松岡氏が提唱する「編集」とは、簡潔にいえば「情報を上手に扱い、新しいものを生み出すこと」であり、現代社会において必要とされる能力です。本講座では、新しいものを発想する際の方法論として「編集」を学びます。参加する学生には「企業からの挑戦状」という形式で課題が与えられ、「編集」を駆使して実社会で新しいものをつくることを学び、結果ではなくプロセスが大事であることを体験してもらいます。
vol.2は、LINE株式会社とのコラボレーションで、学生に「自分らしさからコンテンツを作ってみよ!」という課題が出されます。「自分らしさ」とは何かを探りながら、多様な人に向けてサービスを展開するLINEの新コンテンツを提案。一番魅力的な発表をしたグループには、副賞としてLINEのオフィス見学ツアーの権利が与えられます。
■日 時:平成30年(2018年)7月3日(火)・10日(火)・8月3日(金)
7/3・10…16:45~20:00、8/3…13:00~16:00
■場 所:近畿大学東大阪キャンパス ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■講 師:山根脩平氏(LINE株式会社 BX室 スペースデザイン マネージャー)
■受講者:近畿大学生20人(参加無料)
【講師プロフィール】
山根 脩平(やまね しゅうへい)氏
LINE株式会社 BX室 スペースデザイン マネージャー
平成19年(2007年)、近畿大学理工学部建築学科卒業。卒業後、隈研吾建築都市設計事務所に所属。建築家の隈研吾のもとで、銀座にある歌舞伎座を始め、国内外のプロジェクトを担当。平成27年(2015年)からLINE株式会社に入社。空間ブランディングを中心に、社内での設計・デザインを行う空間の専門チームを率いている。
【「編集」「編集工学」とは】
編集工学における「編集」は、特定の職業スキルではなく、情報を扱う力を指します。情報編集の技術によって、編集工学は支えられています。
編集工学では、記憶と想起、選択と行動、認識と表現といった情報のIN/OUTのあいだにひそむ営みを「編集」と捉えます。編集は、情報を取り扱う創造的な行為であり、コミュニケーションの奥で躍動するエンジンです。編集のプロセスや機能を意識的に取りだし、技術として高めることによって、日々の活動に新たな発展や創意が生みだされます。
松岡正剛氏は、人間文化・日本文化・経済文化など多領域にわたる知見を取り込みながら、情報の様相にかかわる「編集」の仕組みを解き明かし、「工学」的手法をもって、「編集工学」を打ち立てました。編集工学は、時代を切りひらく武器として、市場や企業、地域活動や生活環境の広い場面で活用されています。
【株式会社編集工学研究所】
■所在地 :東京都世田谷区赤堤2丁目15番3号
■代表者 :代表取締役社長 野村育弘
■事業内容:編集工学の基礎研究およびその応用と実践、イシス編集学校の企画・開発および運営、編集工学を応用した各種事業
■設 立:1987年7月15日
【LINE株式会社】
■所在地 :新宿オフィス/〒160-0022東京都新宿区新宿四丁目1番6号 JR新宿ミライナタワー23階
■代表者 :代表取締役社長 出澤 剛
■事業内容:コミュニケーションアプリ「LINE」を機軸として、コミュニケーション・コンテンツ・エンターテイメントなどモバイルに特化した各種サービスの開発・運営・広告事業に加え、Fintech事業、AI事業を展開しています。ミッションに「CLOSING THE DISTANCE」を掲げ、世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮めることを目指しています。
■設 立:2000年9月4日