近畿大学経営学部とHakobot社による自動配送ロボットの実証実験 無人ロボットが商店街から大学まで学生の昼食をデリバリー
近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)経営学科教授 古殿幸雄ゼミと、自動運転配送ロボット開発のスタートアップ企業である株式会社Hakobot(宮崎県宮崎市、以下 Hakobot社)は、共同研究契約の一環として、自動運転配送ロボットを用いた新たなフードデリバリーサービスの運用を目指して実証実験を行います。令和6年(2024年)3月7日(木)、近大前商店街の飲食店から近畿大学東大阪キャンパスまで、公道を通って無人の自動運転で昼食を運びます。
【本件のポイント】
●Hakobot社の自動運転配送ロボット「Hakobase」が公道で無人の自動運転を行い、フードデリバリーサービスを提供する実証実験
●学生がスマホで注文した学外飲食店の商品を自動運転でデリバリー
●ロボットの無人配達により、キャンパスでの昼食時の混雑解消を目指す取り組み
【本件の内容】
「学内版フードデリバリーサービス:旧クルメシ。」は、近畿大学経営学部の古殿ゼミと古殿ゼミから発展した近畿大学発ベンチャー企業である株式会社古殿研究所(京都府相楽郡精華町)が共同開発した近畿大学の学生・教職員向けのフードデリバリーサービスで、令和4年(2022年)7月から近畿大学東大阪キャンパスにて実証実験を行っています。学生・教職員は、スマートフォンから事前に提携飲食店の昼食を注文、決済を行い、指定時間に学内で商品を受け取ることができます。
今回の実証実験では、近大前商店街の飲食店と連携して、最新の自動運転技術を活用したHakobot社製ロボット「Hakobase」が公道を移動し、近大前商店街の飲食店から東大阪キャンパスの指定場所(THE GARAGE(ザ ガレージ)および21号館)まで、注文された商品を無人で配達します。
この取り組みは、自動運転技術とフードデリバリーサービスの融合により、キャンパスライフを刷新するプロジェクトとして期待されます。近畿大学が先駆けとなり、革新的なサービスを提供することで、大学コミュニティと地域社会に新たな価値をもたらします。
【開催概要】
日時 :
令和6年(2024年)3月7日(木)10:45~12:15(雨天時は延期)
場所 :
近畿大学東大阪キャンパス 21号館前、近大前商店街
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
プログラム:
10:45~11:00 学内版フードデリバリーサービスによる事前注文受付
11:00~11:15 技術説明
11:15~11:45 「Hakobase」によるデモンストレーション
(近畿大学東大阪キャンパスをスタート地点として近大前商店街の飲食店を回り、キャンパス内に戻る)
11:45~12:15 質疑応答
【株式会社Hakobot(Hakobot inc.)】
平成30年(2018年)5月に宮崎県で設立された、配送ロボットを主に開発するロボットメーカー。『なんでも載せられる、しっかり運ぶ』をコンセプトに、走破性が高くシンプルな操作性を実現する配送ロボット開発を進めています。令和3年(2021年)夏に試作機第一号の開発を完了、令和5年(2023年)3月に屋外運転可能な試作機第二号の開発を完了し、屋内外での実証実験を重ねています。令和5年(2023年)9月に近畿大学東大阪キャンパスで開催されたオープンキャンパスにおいて、自動運転による実証実験を実施。その後、公道走行のための改良が行われ、今回の公道実証実験を迎えました。
所在地 :宮崎県宮崎市高千穂通一丁目6番地13
代表者 :代表取締役 大山純
創業 :平成30年(2018年)5月
事業内容 :配送ロボットの開発、運用
ホームページ:https://hakobot.com/
【関連リンク】
経営学部 経営学科 教授 古殿幸雄(コドノユキオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1363-kodono-yukio.html