若者の和菓子離れを食い止める! バレンタインを彩り、想いを届ける新食感商品「もなきゅん♡」販売
近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)キャリア・マネジメント学科准教授 松本誠一ゼミは、京都府精華町の人気和菓子店「御生菓子司ふたば」と、「若者の和菓子離れを食い止める」をテーマに地域創生の取り組みを行っています。
その取り組みの一環として、令和6年(2024年)2月1日(木)から14日(水)までの期間、バレンタイン限定商品として、生チョコ、抹茶、スイートポテトの3種の大福をそれぞれ最中の皮でサンドした「もなきゅん♡」を60セット限定で販売します。
【本件のポイント】
●生チョコ、抹茶、スイートポテトの3種の大福を最中の皮でサンドした和菓子を共同開発
●「若者の和菓子離れを食い止める」をテーマに、和菓子に対する敷居を下げるとともに地域創生を目指す
●学生は、商品企画から試作、パッケージ制作、販促まで手がけ実学で商品販売を学ぶ
【これまでの取り組み】
経営学部の松本ゼミでは、「若者の〇〇離れを食い止める」を研究テーマとして、さまざまな企業や自治体とともに産官学連携の取り組みを行っています。その中で、学生から「和菓子は好きだが、店に一人で入るのはハードルが高い」という意見があり、令和3年(2021年)6月から、若者が親しみやすい和菓子及び店舗の開発・プロモーションに取り組んでいます。
これまでに、若者が自ら和菓子店に足を運ぶきっかけとして、「『敬老の日』に孫と祖父母が時間や空間を共有するきっかっけになる商品」というコンセプトで人気和菓子店「御生菓子司ふたば」と商品企画を行い、一昨年、昨年と「あのねどらやき」、「ぎゅっとどらやき」を販売して、大変好評を得ました。
【本件の内容】
今回は若者が和菓子を手に取る機会を増やすため、季節の行事と和菓子を結びつけ、バレンタイン向けに面白い商品をつくるというコンセプトで開発を行いました。
完成した「もなきゅん♡」は、生チョコ、抹茶、スイートポテトの3種の大福を、それぞれ最中の皮でサンドした商品です。学生は、パッケージシールなどのデザインやチラシ製作に加えて、商品の面白さと楽しさが伝わるようなPR動画の撮影にも携わりました。商品名の「もなきゅん♡」には、もちもちとした3種の大福の甘さと、サクっとした最中の皮の食感によって、「食べた人を恋に落ちたときのようなきゅんきゅんとした感覚にさせ、家族や大切な人とバレンタインという特別な日をハッピーに過ごしてほしい」という願いを込めています。また、パッケージに添付するハートとたぬきのシールは大切な人や家族へのメッセージカードにもなるなど、学生のアイデアが満載です。さらに商品を紹介するチラシには、内容が一目で分かるように、写真を多く配置して、文字を最小限にすることにもこだわりました。
松本ゼミでは、今後も若者の和菓子離れという課題解決を目指し、地域と連携した商品開発に取り組み、地域創生に貢献します。
【商品概要】
商品名 :もなきゅん♡(3種セット)
(生チョコ、抹茶、スイートポテトの大福を、
それぞれ最中の皮ではさんだ商品)
販売日 :令和6年(2024年)2月1日(木)~2月14日(水)
予約開始:令和6年(2024年)2月1日(木)
販売価格:975円(税込) ※ 限定60セット
販売店舗:御生菓子司ふたば 精華町店(京都府相楽郡精華町祝園西1-40-4)
城陽店(京都府城陽市寺田樋尻69-72)
お問合せ:御生菓子司ふたば精華町店 担当:越田耕平(店主)
TEL(0774)29-4529
【御生菓子司ふたば】
かつて四条堀川にあった銘店「京菓子司ふたば総本舗」から暖簾分けとして、昭和45年(1970年)に城陽市で創業しました。昔ながらの製法を守る和菓子から、斬新の創作和菓子まで、日々挑戦を続けています。
http://wagashi-futaba.jp/
【参加学生のコメント】
経営学部経営学科3年 永井伸弥さん(プロジェクトリーダー)
若者の和菓子離れを食い止めるために年中行事を行う文化を大切にして、和菓子に触れる機会を増やすことで若者に対してその魅力を届けられるのではないかと考え、バレンタイン向けの商品開発を提案しました。大切な人へ想いを伝えるバレンタインという日に、恋人や気になる人だけでなく、大事な家族や友達などと、和菓子を楽しんでいただければ嬉しいです。今後もプロジェクトを通じて若者に和菓子の魅力を発信し、全ての世代が和菓子の魅力を感じて共に楽しめるよう取り組んでいきます。
【関連リンク】
経営学部 キャリア・マネジメント学科 准教授 松本誠一(マツモトセイイチ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1219-matsumoto-seiichi.html