Web動画でリッチなWeb制作を!動画コンテンツの効果と制作方法

インターネット・アカデミー

人間は忘れる動物といわれます。ドイツの心理学者エビングハウスは、文字を記憶しても20分後には42%、1日後には74%も忘れてしまうことを明らかにしました。

しかし、アメリカ国立訓練研究所の研究によると、オーディオビジュアルで視聴した場合には通常と比較して長く記憶を保持できることが分かっています。そのため、広告認知度を高めるために企業がコンテンツを動画化することが増えています。今回は動画コンテンツの効果と制作方法についてご紹介します。

動画コンテンツの効果

「動画コンテンツ」と一口に言っても、その種類や目的は様々で、広告、ブランディング、仕様説明などがあります。 まずは、動画マーケティングに関わる抑えておくべき統計データのご紹介を致します。

・すべてのオンラインアクティビティの3分の1が動画の視聴に費やされている。
・インターネットユーザーの9割が、商品やサービスに関する動画を判断材料にしている
・YoutubeはWeb上で2番目に大きな検索エンジンである。
・YouTubeのユーザー数は10億人を超える。これは、インターネットユーザー全体のほぼ3分の1に相当する。
・Facebookのユーザーは、1日に80億回の動画再生回数を生み出している。
・動画はランディングページのコンバージョンを最大80%増加させる。

参照:「100+ Video Marketing Statistics, Facts and Trends」

上記は、動画コンテンツの効果を示す統計データのほんの一部を抜粋したものですが、動画コンテンツの効果が高いこと、動画コンテンツに対するビジネス上の期待が大きいことが伺えます。

動画広告の効果

株式会社電通と株式会社ディーツーコミュニケーションズが発表した「iPhone向け動画広告調査」によると、動画コンテンツの広告認知度は通常のバナー広告の約1.7倍です。さらに、米国の動画専門企業であるInvodo社が発表した「E-Commerce Video Benchmarks Report Q2 & Q3 2013」によると、動画を見たユーザーは通販サイトでの購入率が1.81倍も高くなります。

バナー広告、つまり文字主体の広告は、消費者が内容を読んで理解するという能動的な行動を必要とします。一方、動画広告は、「何となく」視聴していても内容が頭に入ってきやすいのです。また、画面の明るさを変えたり、音量を変えたりするなどにより、広告内容をユーザーに強く印象付けることができます。

Webにおける動画コンテンツは、バナー広告のように広告枠(インバナー広告)として掲載することも、自社Webサイトに掲載することもできますが、より効果が大きいアプローチは、動画サイトへのアップロードです。

動画サイトにコンテンツをアップロードすることによって、視聴者の感想や口コミの拡散効果が期待でき、少ない視聴頻度でも高い認知度を得ることができます。またテレビCMでは視聴機会が限られますが、動画サイト上のCMはいつでも視聴することが可能です。

動画コンテンツのニーズ

動画コンテンツは、Webサイトの動画背景やバナー広告、会社PR、商品PRに対して使用されます。

Webサイトの背景やインバナー広告に動画を使う場合、基本的に音声を流すことができません。そのため、どちらかというとテキスト情報を補完する動画コンテンツとなり、効果も限定的になります。

しかし、Webサイトの背景では大画面を使うことができるため、イメージ広告としては非常に有効です。また、バナーの上にマウスを移動させたり、バナーをクリックしたりすると音声付きの動画が始まるなどのインタラクティブな動画広告を設置することもできます。

会社PRや商品PRで使用する動画コンテンツは、企業や商品を覚えてもらうことが主な目的です。特に商品PRにおいて、インターネット通販などWebを宣伝基盤として利用する場合に動画コンテンツはとても効果的です。

動画コンテンツ制作の方法

動画コンテンツの制作には、主に以下の2つの方法があります。

1. プロに依頼する

撮影・編集・録音・編集・インターフェース付加など、ほぼすべての工程を制作会社に依頼する方法です。質の高いコンテンツを制作できますが、費用がかさむことがあります。また、制作期間も長くなりがちです。

2. 動画編集ソフトを利用する

動画編集ソフトを使用することにより、自分で動画コンテンツを制作する方法です。動画や音声などの素材は、制作会社に依頼しても、自分で用意しても良いでしょう。

ただし、本格的な動画コンテンツを制作する場合、ソフトの使い方に習熟することが必要です。最近では動画編集ソフトは初心者向けで無料で使い始められる気軽なものもありますが、 ユーザーに印象に残る動画コンテンツを作るためには、プロ向けのソフト(Adobe Premiere Pro など)を使用することがオススメです。

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+α: JavaScriptを利用する

直接動画を編集することとはまた異なりますが、リッチなWeb動画を制作する上で持っていると望ましいスキルです。 動画のタイムラインに合わせてテロップを出したり、動画中の商品をクリックすると商品ページに飛んだりするような、インタラクティブなコンテンツ制作ができます。

また、ブラウザに依存しない独自のインターフェースのデザインを表現することも可能です。この場合、JavaScriptのプログラミングスキルが求められます。

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おわりに

動画コンテンツは広告認知度が大きい効果的な広告媒体です。しかし、視聴者に強く訴求でき、かつ効果の高いコンテンツであるかどうかはコンテンツの質にかかっています。そのため、自社制作、外部制作にかかわらず、制作内容やコンセプトをしっかり詰めてから制作を始めることが大切です。

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