近畿大学・三井住友カード・三井住友銀行が、学内キャッシュレス推進を目的に包括連携協定を締結

学校法人近畿大学(大阪府東大阪市、理事長:清水 由洋、以下:近畿大学)と三井住友カード株式会社(本社:東京都港区、社長:大西 幸彦、以下:三井住友カード)、株式会社三井住友銀行(本社:東京都千代田区、頭取CEO:髙島 誠、以下:三井住友銀行)は、近畿大学内のキャッシュレス推進を目的に、2019年7月31日(水)に、「包括的な連携と協力に関する協定書」を締結することを発表いたしました。

【本協定の目的】
三井住友カードは、1967年の発足以来、日本におけるキャッシュレスを先導する総合決済事業者として、半世紀にわたり日本のクレジットカード業界を牽引し、便利で安心なキャッシュレス社会を実現するため、お客さまの視点に立った商品・サービスの開発に力を入れています。
近畿大学は、日本の大学に先駆けてプリペイド機能付き学生証の発行、入学金・授業料のクレジットカード決済導入など、キャッシュレスに関する先進的な取り組みを進めてまいりました。
このたび、三者の包括連携協定により、それぞれの持つ人材や知識・教育・研究などの資源を活用し、相互に協力することで、近畿大学内でのキャッシュレス決済の拡大をはじめ、キャッシュレス教育を通じたリテラシーの向上・アイデアソン(※)実施による人材育成などに取り組んでまいります。
(※)アイデアソンとは「アイデア」と「マラソン」を組み合わせた造語で、一定期間、特定のテーマについてチームごとにアイデアを出し合い、共同作業で問題解決を図るイベントのこと。

【本協定による今後の取り組みについて】
<1.近畿大学内での交通系電子マネーを含めたマルチ決済の導入>
東大阪キャンパスの食堂・カフェ・売店などにて、クレジットカード・プリペイドカード・交通系電子マネーなどによるマルチ決済が可能となり、お支払い方法の選択肢が増え、より便利にご利用いただけます。

●クレジットカード・プリペイドカード・交通系電子マネーの対応店舗
・食堂「Cafeteria November」
・ラウンジ「KINDAI THE LOUNGE」
・カフェ「英語村e-cube」、「ALL DAY COFFEE」、「CNN Cafe」、「@KUDOS GREEN SIDE CAFE」
・売店「フードコンビニPlum」、「Mini Shop November」
・書籍購買「ショップLeaf」
・旅行「トラベルセンターTRUNK」
・PC「PCサポートセンターCLICK」

その他のキャンパスにおいても、順次キャッシュレス化を進めてまいります。

<2.SMBCグループの金融教育セミナーなどによる金融リテラシーの向上>
三井住友カードと三井住友銀行は、長年培ってきた金融やITに関するノウハウや情報について、近畿大学の学生を対象としたセミナーの開催を予定しています。
また、三井住友カードは、「キャッシュレス」をテーマに近畿大学の学生とマーケティングについて学びながら、学内のさらなるキャッシュレスの実現に向けたアイデアソンを開催。近畿大学の学生で組成されるキャッシュレスラボと協働し、学内のキャッシュレス推進を目指します。

<3.Visaプリペイド機能付き学生証のリニューアル>
三井住友カードと近畿大学は、学生がより便利で使いやすく、そしてもっと利用したくなるようなサービスを充実させたプリペイド機能付き学生証(非接触による決済)のリニューアルを検討しています。

<4.新商品・サービス等に関する実証・実験の検討>
今後の三井住友カードと三井住友銀行によるキャッシュレスに関する新商品・サービス開発にあたり、近畿大学は、大学内での実証・実験や試験導入などの機会提供を検討しています。

【近畿大学でのこれまでの先進的な取り組み】
<1.日本の大学初の「Visaプリペイド機能付き学生証」発行>
2016年4月に近畿大学で開設された国際学部の新入生を対象に、日本の大学で初めて「Visaプリペイド機能付き学生証」を導入・発行しました。学生だけでなく、保護者も専用サイトから残高をチャージすることができ、学内の食堂・売店や留学先での生活費の支払いなどに利用することができます。
また、2017年4月からは、全学部の新入生を対象に発行を開始し、東大阪キャンパスではインターネットで教科書などの教材を購入できるなど、学生生活がさらに便利になりました。

<2.日本の大学で初めて入学金・授業料のクレジットカード決済導入>
2017年度の一般入試・後期入試の合格者に対して、日本の大学で初めて、入学金・授業料などの支払いにクレジットカード決済ができるサービスを提供。
従来の銀行振込に比べて、クレジットカード決済を利用すると入学手続きと入学金・授業料などの支払いがすべてインターネット上で完結し、銀行窓口の営業時間に縛られることなく、24時間、土日でも自宅で手続きが可能となりました。2018年度より、全ての入試合格者に対して、本格導入済み。

近畿大学・三井住友カード・三井住友銀行は、今後も協力して、キャッシュレス社会の実現に取り組んでまいります。

【参考資料:近畿大学におけるITを活用した学生サービス】
■近大エコ出願
平成25年度(2013年度)入試から、紙の願書の廃止を視野に、地球環境に優しく(エコロジー)、受験料の割引で受験生の経済的な負担も減らす(エコノミー)、インターネット出願「近大エコ出願」を開始。翌年には日本の大学では初めて紙の願書を廃止して、出願をインターネットに一本化することを宣言しました。

■Amazonでの教科書販売
平成26年(2014年)9月に、日本の大学で初めてアマゾンジャパン合同会社(当時はアマゾンジャパン株式会社)と連携協定を締結し、Amazon.co.jpでの教科書販売を開始。教科書販売時期は学内の書店が混雑し、学生の大きな負担となっていましたが、この協定によって学生は購入先の選択肢が増え、買った教科書をコンビニや宅配で受け取ることも可能になりました。

■保護者用ポータルサイト
平成27年(2015年)9月から、「保護者用ポータルサイト」を開設し、保護者がパソコンやスマートフォン等でリアルタイムに学生の授業の出欠状況や時間割表、成績などを把握することができるようになりました。授業の欠席が続くと留年や退学に繋がるケースがあることから、大学と保護者が協力して学生をサポートするためにこのサービスを開始しました。

■コンビニで卒業証明書発行
平成28年(2016年)4月から、NTT西日本の証明書発行サービスを利用して、全国のコンビニエンスストアで卒業証明書等の各種証明書を発行するサービスを日本の大学で初めて導入。コンビニエンスストアに設置されたマルチコピー機で発行できるため、最短で即日発行が可能です。

■学内のキャッシュレス化
平成30年(2018年)12月から、学内の食堂やコンビニ等、計10店舗でLINE Payによる決済を導入。平成31年(2019年)2月には、株式会社メルペイと包括連携協定を締結するなど、大学をあげて学内のキャッシュレス化を推進しています。


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