コロナ治療ECMOの医療教育VRが東京都主催「Tokyo Contents Business Award 2021」奨励賞を受賞！

　株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役：上路健介、以下　ジョリーグッド)が提供する臨床実習VRプラットフォームのオペクラウドVRで制作・開発した「ECMOトレーニングVR」が、この度、東京都が主催する「Tokyo Contents Business Award 2021」にて奨励賞を受賞しました。
本アワードは、都内の中小企業を対象としたVR、AR、AIなどの先端技術を活用し社会課題の解決に資する優れたコンテンツを評価・選定するアワードで、応募総数５６件より本VRコンテンツが奨励賞として表彰されました。本VRコンテンツは、ECMO機器開発メーカー泉工医科工業株式会社とジョリーグッドが共同で開発しています。

　新型コロナウイルス感染症が蔓延する現在の状況下では、医師や臨床工学技士などのメディカルスタッフに向けて臨床見学をはじめとしたECMO教育の提供が十分に行えていません。本VRコンテンツは、臨床現場やセミナー会場に集まることなく、いつでもどこでも何度でもリアルな臨床体験を提供し、ECMO機器の使い方を医療従事者へ提供するための教育VRコンテンツです。

　通信環境の高度化や外出自粛・テレワークの普及に伴い、コンテンツの重要性が高まり、より効果的なコンテンツの開発・活用が求められています。本アワードは東京都が主催し、VR,AR,AI等の先端技術を活用した社会課題解決に資する優れたコンテンツを評価・選定します。広く周知を図ることによって活用促進を図り、東京の社会課題の解決に加え、販路開拓等の支援を行い産業力の強化につなげていきます。

公式サイト：https://tcba2021.jp/

　ECMOトレーニングVRは、コロナ治療の最後の砦である人工肺ECMO機器の施術手法を高精度３６０度の当事者目線で体験学習することができます。ECMO治療に精通したスペシャリストが集うNPO法人日本ECMOnetが監修した本VRコンテンツは、２０２１年１１月よりコンテンツ全８種類とECMO機器のセット販売を開始しています。
　ECMO治療は、医師、臨床工学技士など多職種間のチーム医療が不可欠となり、本VRコンテンツは医師目線と臨床工学技士目線の２職種の没入感ある実写VR映像によって、「視聴」学習ではなく「体験」学習を提供します。本VRコンテンツを利用することによって、いつでも、どこでも、何度でも学ぶことが可能になり、コロナ禍の臨床実習が制限される中でも、メディカルスタッフも含めたチーム医療の育成が可能になります。

公式サイト：https://www.mera.co.jp/ecmo-vr/

＜審査の様子＞
　一次審査の書類選考後、二次審査では都内の審査会場にてプレゼンと審査員の皆さんの体験審査、三次審査では東京ビッグサイトで開催された「産業交流展」にて一般来場者の皆さんに体験いただく一般審査が実施されました。

　オペクラウドVRは、医療施設に高精細３６０度カメラとサーバーを常設してあらゆる症例を簡単に高精度VR化し、術者目線の技を３６０度視点で体験学習できるVR臨床教育プラットフォームです。必要機材の設置から撮影・編集レクチャーをジョリーグッドが行い、臨床実習VRをセルフ制作することができます。
　本サービスは、臨床実習ツールとして医科大学をはじめとする教育機関や研究センターへの導入の他、医療機器メーカーの安全教育など、全国各地の医療機関で豊富な導入実績を誇っています。

　泉工医科工業は、国産初となる「人工心肺装置」「循環麻酔器」を発売し、循環器製品から整形外科製品に至るまで人工心肺装置、人工肺、人工弁に代表される人工臓器およびディスポーザブル製品の製造販売を行っており、IABP、ECMOなどの補助循環装置や手術室で使用される電気メス、麻酔システムなどの製造・販売を手掛けている。

　ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。

　ジョリーグッドの医療VRの受賞は、一般社団法人 XRコンソーシアム（XRC）主催の「XRクリエイティブアワード」エンタープライズ部門優秀賞、一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会主催の「日本サブスクリプションビジネス大賞」企業向け（BtoB）部門ゴールド賞に続く受賞となります。