近畿大学工学部と東広島市が小中一貫教育推進事業の委託契約を締結 市内の中学生に大学教員が工学分野の最先端授業を実施
近畿大学工学部(広島県東広島市)と東広島市教育委員会は、小中一貫教育推進事業の「最先端授業」に関する委託契約を締結しました。東広島市が推進する小中一貫教育推進事業のうち、「最先端授業」について大学が委託を受けるのは初めてであり、近畿大学の教員が市内の中学生に工学分野の授業を実施します。この取り組みにより、中学生が最先端の研究に触れる機会を創出し、理系分野への興味関心を育みます。
第一弾として、東広島市立志和中学校の2年生を対象に、金属3Dプリンタ技術の権威である近畿大学次世代基盤技術研究所 特任教授 京極 秀樹が授業を行い、初回は、令和3年(2021年)10月25日(月)に近畿大学工学部のキャンパスで実施します。
【本件のポイント】
●東広島市の「小中一貫教育推進事業」の一環で、市立志和中学校2年生を対象に大学教員が工学分野の最先端授業を実施
●金属3Dプリンタ技術の権威、次世代基盤技術研究所 特任教授の京極 秀樹が講師を担当
●中学生が最先端の研究に触れ、理系分野への興味関心を育む機会を提供
【本件の内容】
近畿大学工学部と東広島市教育委員会は、令和3年(2021年)9月30日付で、小中一貫教育推進事業の「最先端授業」に関する業務委託を締結しました。東広島市教育委員会では、市の特長を生かした教育事業として「第五次学校教育レベルアッププラン」を策定し、超スマート社会(Society5.0)時代に対応した人材育成を目指しています。近畿大学工学部との連携によって、市内の中学生に最先端の研究に触れる機会を創出します。
まずは、来年度から小中一貫教育を導入する市立志和中学校の2年生を対象に、令和4年(2022年)3月までの半年間に計20時間、「総合的な学習の時間」のなかで、工学分野の最先端授業を実施します。初回は近畿大学工学部のキャンパスで、2回目以降は志和中学校で、いずれも対面での実施を予定しています。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、感染予防対策を徹底して実施します。
【初回授業概要】
日 時:令和3年(2021年)10月25日(月)9:30~11:30
※ 11月以降は志和中学校にて不定期開催
場 所:近畿大学広島キャンパス C館3階 アクティブラーニング教室
(広島県東広島市高屋うめの辺1番、
JR山陽本線「西高屋駅」からバス5分)
参加者:東広島市立志和中学校 2年生 48人
講 師:近畿大学次世代基盤技術研究所 特任教授 京極 秀樹
内 容:初回は概要説明や近畿大学工学部の施設紹介など
(1)講演テーマ「みんなが創る未来予想図」(50分)
(2)キャンパス施設見学(50分)
※ 2回目以降は、工学分野の最先端授業を実施予定
【講師プロフィール】
氏 名:京極 秀樹(きょうごく ひでき)
所 属:近畿大学次世代基盤技術研究所 特任教授
学 位:工学博士
専門分野 :材料工学
研究テーマ:金属積層造形技術開発に関する研究
学会役員等:
技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構理事長・プロジェクトリーダー、
日本機械学会フェロー、日本機械学会第90期副会長・第89-90期理事、他
【関連リンク】
次世代基盤技術研究所 特任教授 京極 秀樹(キョウゴク ヒデキ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/388-kyougoku-hideki.html
次世代基盤技術研究所
https://kuring.hiro.kindai.ac.jp/
工学部
https://www.kindai.ac.jp/engineering/