みさと天文台×近大附属和歌山高等学校・中学校 全国初!公開天文台と高等学校・中学校の教育連携 「スーパー共同利用制度に関する協定書」を締結

和歌山県紀美野町と近畿大学附属和歌山高等学校・中学校は、平成29年(2017年)4月28日(金)、和歌山県紀美野町役場にて、みさと天文台における「スーパー共同利用制度における協定」を締結しました。

【本件のポイント】
●国内に12カ所ある口径100cm以上の大型望遠鏡を設置する公開天文台で、高等学校・中学校との天文台を利用した教育連携は全国初
●紀美野町と近畿大学附属和歌山高等学校・中学校が連携し、自然科学分野へ興味を持つ人材育成など高度で特色のある教育活動を共同で推進
●紀美野町が誇る、みさと天文台を活用することにより、地域活性化に貢献

【本件の概要】
近畿大学附属和歌山高等学校・中学校は、これまでにもみさと天文台の大型望遠鏡や8m電波望遠鏡などを利用し、木星や天の川の観測など高度な教育活動を行ってきました。本協定の締結により、このような取り組みをさらに発展させ、天文台を利用した理科教育における研究活動や、みさと天文台の広報活動など、双方にとって有益な活動を共同で推進していきます。
公開天文台と高等学校・中学校との天文台を利用した教育連携は、全国でも初めての取り組みです。

【協定内容】
(1)天文台スタッフの派遣に関すること。
(2)団体利用の各種特別対応や施設の貸切等に関すること。
(3)大型望遠鏡等の特殊設備や高額な観測機器利用に関すること。
(4)共同事業や学校事業への協力に関すること。
(5)双方の広報活動に関すること。

【紀美野町みさと天文台について】
みさと天文台は、平成7年(1995年)7月7日にオープンしました。肉眼で天の川を見ることができる近畿でも有名な観測所で、和歌山県下最大の口径105cmの大型望遠鏡を所有しています。
天文台として星空ツアーや施設見学ツアーを提供するほか、周辺の森林を利用した森林浴やバードウォッチングも行えます。

【近畿大学附属和歌山高等学校・中学校について】
近畿大学附属和歌山高等学校・中学校は“文武両道”の教育方針のもと、「知育」「徳育」「体育」の調和のとれた教育に取り組んでいます。中学校では「スーパー数理コース」「数理コース」、高校では「スーパーADコース」「ADコース」があり、高い進学実績を誇っています。
平成25年(2013年)には、和歌山県下の学校初の人工芝グラウンドが完成するなど、教育周辺環境の整備も進めています。
本校はこれまでにも、科学部の生徒を中心に、みさと天文台の施設において大型望遠鏡を利用した高校生木星写真撮影コンテストへの参加、8m電波望遠鏡を利用した天の川観測、そして、地球と太陽の距離の測定などを実施し、全国大会や近畿大会をはじめとする各種大会にて発表を行ってきました。

(左から)近畿大学附属和歌山高等学校 教諭 西岡健太郎、校長 山崎宏、紀美野町長 寺本光嘉、紀美野町教育委員会教育長 橋戸常年、みさと天文台長 矢動丸泰
(左から)近畿大学附属和歌山高等学校 教諭 西岡健太郎、校長 山崎宏、紀美野町長 寺本光嘉、紀美野町教育委員会教育長 橋戸常年、みさと天文台長 矢動丸泰

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