近大農学部が「アメリカナマズ釣り大会」に協力 特定外来生物の認知普及・問題提起を目的とした取り組み

近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、平成29年(2017年)7月15日(土)、奈良県山辺郡の布目湖コスモス広場にて開催される「アメリカナマズ釣り大会」に協力し、特定外来生物として指定された「アメリカナマズ」の認知普及や、特定外来生物がもたらす環境問題の啓発に取り組みます。
近畿大学農学部環境管理学科の学生が、特設ブースにて、パネル解説やプレゼンテーションを行い、特定外来生物や河川生態系についての学術的知見を提供します。

【本件のポイント】
●近大農学部が、特定外来生物「アメリカナマズ」の認知普及と問題提起を目的として釣りイベントに協力
●近大農学部の学生が、アメリカナマズを通じて、特定外来生物や河川生態系についての学術的知見を提供し、奈良県内の外来生物問題について啓発活動を行う
●地域の方々や釣り愛好家などへの問題提起を通じて、地域の河川生態系の保護に貢献

【本件の概要】
■日 時:平成29年(2017年)7月15日(土)
     〈釣り大会〉    7 :00~13:00
     〈近畿大学ブース〉10:00~13:00
■会 場:布目湖コスモス広場
     (奈良県山辺郡山添村北野、JR関西本線「奈良駅」から車で約45分)
■参加者:近畿大学農学部水産学科 准教授 小林 靖尚
     近畿大学農学部環境管理学科 学生 10人

【本件の背景】
近畿大学農学部では、平成28年(2016年)9月に奈良県との間で締結された包括連携協定に基づき、特定外来生物「アメリカナマズ」(英語名称:チャネルキャットフィッシュ)の奈良県内における生息地域・生態について調査・研究を行っています。
アメリカナマズは、平成17年(2005年)に特定外来生物に指定され、その大きさや雑食性、高い繁殖力から、オオクチバスなどと同様に従来の河川の生態系への悪影響が懸念されています。奈良県内でも、すでに侵入が確認されていますが、一般的にはあまり認知されていないのが現状です。
そこで、昨年6月に布目川漁業協同組合などにより西日本で初めて主催された「アメリカナマズ釣り大会」に農学部環境管理学科の学生および教員が協力し、特定外来生物や河川生態系についての学術的知見の提供および啓発活動を行いました。今年も本イベントへの協力を通じて、地域河川の生態系保護のため、特定外来生物アメリカナマズの認知普及と問題提起を行います。

【関連リンク】
農学部水産学科 准教授 小林 靖尚(コバヤシ ヤスヒサ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1436-kobayashi-yasuhisa.html

特定外来生物「アメリカナマズ」
特定外来生物「アメリカナマズ」

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