日本初!ジョリーグッド、東京歯科大学と歯科教育VRを共同開発!口腔外科手術の実症例をVR教材化

〜 新型コロナ第8波を受けてVR教材をセルフ制作で量産へ 〜

 株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)は、東京歯科大学(東京都千代田区、学長:一戸達也)と共同で、歯科教育の質向上と実習機会の多様化を目的とした「歯科教育VR」コンテンツを開発いたします。歯科領域でVR教材を医育機関がセルフ製作していくのは“日本初”の試みとなります。

 現在、歯科医学教育では歯学部学生の平等な「臨床実習機会の不足」が課題の1つです。東京歯科大学においても、歯科医師1人に対して学生が1人のマンツーマンで臨床実習が行われるため、1回の臨床現場で学べる人数に限りがあります。また、COVID-19の第8波が既に到来している中、臨床実習自体を制限せざるを得ない可能性もあることから、新たな教育手法として、今回の医療VR開発に至りました。

 共同開発したVRコンテンツ第一弾では、口腔外科で顎変形症の患者に対して入院・全身麻酔下で行われる「下顎枝矢状分割術」および「上顎Le FortⅠ型骨切り術」の2つの手技を実症例にて、術者目線の実写360度映像で実習することができます。
 今後、ジョリーグッドと東京歯科大学は、口腔外科領域だけでなく、通常の歯科治療に加え、口腔の手術、臨床解剖学、医療接遇など、幅広いVRコンテンツを継続して開発していきます。

※本取り組みは、東京歯科大学が文部科学省の令和3年度補正予算事業「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業」に採択された事業の一環としての取り組みです。

■COVID-19 “第8波”到来により、臨床実習の制限継続・再開か

 過去のCOVID-19感染者推移を見ると、毎年1月から2月頃にかけて全国的に感染者数が増える傾向にあります。最近では2023年以降もコロナ禍の影響が昨年同様に継続するというシミュレーションも発表され、国内の医療教育機関では臨床実習が制限される状況が続くことが予測されます。

▲出典:AIを使った新規陽性者数の推定値@東京都(名古屋工業大学 平田晃正教授 発表データ(2022年11月))
▲出典:AIを使った新規陽性者数の推定値@東京都(名古屋工業大学 平田晃正教授 発表データ(2022年11月))

■歯科教育VR 第一弾「下顎枝矢状分割術」「上顎Le FortⅠ型骨切り術」概要

 今回開発したVR教材は、「下顎枝矢状分割術」「上顎Le FortⅠ型骨切り術」の術式、使用する器具や手術中に留意すべき脈管神経などを歯学部学生や若手医局員が学修できる内容です。

<顎矯正手術(「下顎枝矢状分割術」及び「上顎Le FortⅠ型骨切り術」)とは>
 顎変形症に対する手術である顎矯正手術は、あごの骨格的な不調和によって起こる噛み合わせの不正を手術で治療する方法です。
 顎矯正手術のなかでも、上顎骨に行うLe FortⅠ型骨切り術および下顎骨に行う下顎枝矢状分割術は全身麻酔下で上顎骨、下顎骨の骨を切り、顎骨全体を前後、上下、左右に3次元的に動かし噛み合わせや口腔機能、整容面を改善する手術です。それぞれ単独で行うこともあれば、併せて行うこともあります。手術はすべて口腔内から行うため見た目では顔に傷は残りません。
 しかし、口腔内という狭い術野の中で神経や血管を保護しながら手術を行う必要があります。手術で動かした顎骨は金属製もしくは吸収性のプレートとスクリューで固定します。

■東京歯科大学 副学長・口腔病態外科学講座 教授 片倉 朗 歯科医師 コメント

歯科領域における医療DXは実臨床において応用され始めていますが、本システムを用いた実写医療VRの活用は歯科においては初めての試みです。本学では80台のVRヘッドマウントディスプレイを文科省の補助で購入し、1つのコンテンツで一度に80人に対して体験的講義や実習が可能となります。また、手術室における臨床実習では、術者や介助者の視線を体験することが可能になり、さらに、これまでは当日その場にいる学生や若手歯科医師のみが学修可能でしたが、本システムにより学修機会を均一化することが可能になると考えます。

■東京歯科大学について(https://www.tdc.ac.jp/

 東京歯科大学は、1890年に髙山紀齋(*)先生によって開校された本邦初の歯科医学教育機関である髙山歯科医学院を前身として、2020年に創立130周年を迎えました。
 本学の伝統の根幹をなすのは、「歯科医師たる前に人間たれ」という初代学長血脇守之助先生の言葉です。歯科医師としての知識や技術のみならず、高い倫理観や人間性を持つ、品性ある歯科医師の育成を本学の使命とする建学の精神として、今日に至るまで脈々と受け継がれております。
「日本で唯一の総合病院を持つ歯科大学」として、水道橋、市川、千葉の3医療施設がそれぞれの特徴を活かしながら強く連携する最新鋭の総合的な教育体制を整えており、歯科系職種だけではなく、医師や看護師など医療系職種も全教職員が歯科医学教育に携わっていることは、他学にはみられない本学の強みです。

(※)「紀」:旧字体を新字体にて記載

■JOLLYGOOD+(ジョリーグッドプラス)について(https://jollygoodplus.com/about

 JOLLYGOOD+(ジョリーグッドプラス)は、医療施設に高精細360度カメラとサーバーを常設してあらゆる症例を簡単にセルフで高精度VR化することができ、さらに様々な医療機関でセルフ制作された医療VRコンテンツを活用して臨床学習が何度でもできる総合プラットフォームです。
 本サービスは、臨床実習ツールとして医科大学をはじめとする教育機関や研究センターへの導入の他、医療機器メーカーの安全教育など、全国各地の医療機関で豊富な導入実績を誇っています。

導入・問い合わせはこちら:https://jollygoodplus.com/about/contact/

■株式会社ジョリーグッドについて(https://jollygood.co.jp/

 ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。

【企業理念】

テクノロジーは、それを必要とする人に使われて、初めて価値がある。

【ミッション・ビジョン・バリュー】

ミッション:『テクノロジーで人の成長を加速する』
ビジョン:『成長体験を増やし、人生を豊かなものに』
バリュー:『アップデートを楽しみ、本質と価値にこだわる』


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