東大阪市指定文化財「旧河澄家」で輪投げ大会とバスボムづくり 経営学部生がイベントを企画し、文化財のPRに貢献
近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)キャリア・マネジメント学科教授 峰滝 和典ゼミ(コミュニケーション論)の学生が、令和3年(2021年)8月22日(日)東大阪市指定文化財「旧河澄家」にて、地域の子どもたちを対象とした「輪投げ大会」と「バスボムづくり」のイベントを開催します。
【本件のポイント】
●旧河澄家で夏を楽しむイベントを行い、日本の伝統文化継承と東大阪市の文化財PRに貢献
●地元の方が東大阪市指定文化財へ足を運び、文化財を身近に感じて理解を深める機会を提供
●学生はイベントの準備・実施を担当することで、実践的な企画・運営能力を習得する
【本件の内容】
経営学部の峰滝ゼミは、東大阪市指定文化財「旧河澄家」の指定管理者である株式会社アスウェルと共に地元の再認識と文化の発信をコンセプトとして、平成27年度(2015年度)から旧河澄家のPRを続けています。
旧河澄家への関心をより深めてもらうため、今回は地域住民の中でも特に子どもたちに「旧河澄家」を知ってもらうことを目的とし、「輪投げ大会」と、入浴時間を楽しくする「バスボムづくり」を行います。学生はこのイベントを通して、日本の伝統文化継承と東大阪市の文化財PRに貢献し、イベントの準備・実施を担当することで実践的な企画・運営能力を習得する機会とします。
【開催概要】
日時:令和3年(2021年)8月22日(日)13:00~15:00
場所:東大阪市指定文化財「旧河澄家」
(東大阪市日下町7丁目6番39号、近鉄奈良線「石切駅」より徒歩約20分)
対象:3歳以上(未就学児は保護者同伴)
定員:15人(定員に達したため、申込終了)
主催:株式会社アスウェル(旧河澄家指定管理者)
【旧河澄家とは】
河澄家は、南北朝時代の応安2年(1369年)に入滅した日下連(くさかむらじ)河澄与市大戸清正に遡り、江戸時代には代々作兵衛を名乗って、日下村の庄屋を務めた旧家です。明治初期には第19代当主の河澄雄次郎が私財を投じて小学校を設立するなど、地域の発展に貢献しました。
住宅は増改築を繰り返しながらも江戸時代初期の様相を残した主屋があり、その西側に数奇屋風書院造りの棲鶴楼(せいかくろう)と呼ばれる奥座敷があります。棲鶴楼は、寛政10年(1798年)に「雨月物語」の作者で知られる上田秋成が訪れた史跡であり、近郷文人たちの文芸サロンとなっていました。
【峰滝ゼミについて】
経営学部の峰滝ゼミには、現在4年生(10期生)27人、3年生(11期生)19人が在籍しています。旧河澄家で行うイベントは、5期生が主体となって活動していた頃に、近畿大学リエゾンセンターを通じて依頼を受けたことがきっかけで始まり、これまでに、七草粥づくりや日本の年末年始の遊び体験として福笑いを実施するなど、季節に合わせたイベントを行ってきました。現在は3年生のうち11人のメンバーでイベントを企画しています。
【参加学生のコメント】
経営学部商学科3年 川戸 みどりさん
このプロジェクトでは、企画・立案・運営など様々な役割を学生が協力して行っており、東大阪市指定文化財である旧河澄家を通して、多くの人に日本の伝統文化を理解し、継承してもらうことを目標としています。活動を通して、私たちも旧河澄家の歴史と古き良き日本の文化について学ぶことができます。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかで、夏祭りが中止となっている地域も多くありますが、新型コロナウイルスの感染防止対策をしっかりとした上で、子どもたちに少しでも夏祭り気分を味わってもらえればと思います。
【関連リンク】
経営学部 キャリア・マネジメント学科 教授 峰滝 和典(ミネタキ カズノリ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/105-minetaki-kazunori.html