7/14(火)、24(金)、28(火) 高校生を対象に再生医療ワークショップを実施 近畿大学医学部附属病院 高度先端総合医療センター再生医療部

近畿大学医学部附属病院(大阪府大阪狭山市)高度先端総合医療センター再生医療部(教授:福田寛二)は、平成27年(2015年)7月14日(火)・24日(金)・28日(火)の3日間、近畿大学附属高等学校の医薬進学コース及び一般コースの高校生を対象に、最先端の再生医療を学び、実際の研究を体験できるワークショップを実施します。

【本件のポイント】
●未来の再生医療を担う高校生に実際の研究を体験できる機会を提供
●iPS細胞やES細胞を観察することで、高校生の理解・学習意欲を高める
●今後、南大阪地域の高校との連携を強化し、高校生が実際の現場で学ぶ機会の拡充を図る

【本件の概要】
近年、iPS細胞に関する報道が増え、再生医療研究への関心が高まっています。一方で、iPS細胞やES細胞は一部の特殊な研究機関で使用されるのみで、一般の方や学生にとっては、親しみを感じることが難しい研究となっているのが現状です。

そこで、近畿大学医学部附属病院高度先端総合技術医療センター再生医療部は、本学の研究成果を一般の方に提供する社会貢献活動の一環として、未来の再生医療を担う高校生を対象に、再生医療の研究を体験し興味・関心を高めるワークショップを実施します。今回はその第1弾として、近畿大学附属高校の医薬進学コース及び一般コースの生徒を対象に、日々研究者が行っている細胞の観察作業などを実際に体験するプログラムを実施します。

なお、本ワークショップは、今後南大阪地域の高校生を対象に随時開講する予定です。

■日 時:平成27年(2015年)7月14日(火)、24日(金)、28日(火)各日14:00~16:00
■場 所:近畿大学医学部附属病院 高度先端総合医療センター 再生医療部研究室
    (大阪府大阪狭山市大野東377-2)
■対 象:近畿大学附属高等学校
    医薬進学コース及び一般コースの生徒(1~3年生)(各日:定員10人)

【ワークショップのプログラム】
14:00~14:20 「再生医療とは」
         再生医療やiPS細胞について、わかりやすく解説します。
14:20~15:00 再生医療部実験室見学
         ・無塵衣(むじんい)を着ての作業体験
         精密な実験を行うために使用する無塵衣という特殊な服を実際に着用しながら、
         細胞の操作を体験します。
         ・細胞観察
         再生医療部で作成したマウスES細胞、ヒトiPS細胞を顕微鏡で観察します。
         また、ES細胞の材料となるマウスの精子、卵子を観察します。
         実際に受精させる作業を行ってもらいます。
15:00~15:45 再生医療部ラボ見学・実験体験
         培養した癌細胞からDNAを取り出す実験を行います。また、蛍光顕微鏡という
         特殊な観察装置を使って、クラゲの蛍光タンパク質を組み込んだ緑の蛍光を
         発する細胞を観察します。
15:45~16:00 「医師として働くということ」
         近大医学部卒業生の女性医師が、医師を目指した学生時代や医師として働く
         ことについて、近畿大学附属病院で勤務している経験を交えながら紹介します。

【近畿大学医学部高度先端総合医療センター】
近畿大学医学部高度先端総合医療センターは、平成18年(2006年)に再生医療に関連する臨床研究の支援及び再生医療基礎研究の推進を目的に設置されました。設立以来、iPS細胞やES細胞に関する研究をはじめとする多くの基礎研究を行い、現在では国内外の様々な研究機関や企業と連携し共同研究等を実施しています。

また、高度先端総合医療センターは、臨床レベルで移植用細胞の調整を行うための施設(Cell Processing Room)を有し、「臨床培養士(昨年度より始まった日本再生医療学会認定資格制度)」の資格を有するスタッフが移植細胞の培養と最先端の研究の両方を行う、国内でも数少ない体制を備えた研究施設です。

<関連リンク>
近畿大学医学部附属病院 高度先端総合医療センター 再生医療部
http://www.med.kindai.ac.jp/stemcell/


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