奈良県と近畿大学が「奈良県スポーツアカデミー」事業を実施 幼児向け運動・スポーツプログラムのモデル事業開始

奈良県と近畿大学農学部・附属幼稚園(共に奈良県奈良市)・医学部附属病院(大阪府大阪狭山市)・医学部奈良病院(奈良県生駒市)は、「奈良県スポーツアカデミー~幼児向け運動・スポーツプログラム~」のモデル事業開始にあたり、平成29年(2017年)7月7日(金)、近畿大学附属幼稚園で保護者を対象としたキックオフミーティングを開催します。本事業は、昨年締結した奈良県と近畿大学の包括連携協定に基づくものです。

【本件のポイント】
●奈良県考案のスポーツプログラムと、近畿大学の栄養サポートプログラムを、近畿大学附属幼稚園で導入
●プログラムの効果について、近畿大学農学部・医学部附属病院・医学部奈良病院を中心としたオール近大体制で検証
●プロジェクトの成果をもとに、独自のトレーニング理論「奈良メソッド」の開発を推進

【本件の概要】
奈良県と近畿大学は、平成28年(2016年)9月に締結した包括連携協定に基づき、幼児の健康増進のため「奈良県スポーツアカデミー~幼児向け運動・スポーツプログラム~」事業を実施することとなりました。今回、近畿大学附属幼稚園の園児を対象に、奈良県が考案した幼児向け運動・スポーツプログラムと近畿大学による栄養サポートプログラム実施開始にあたり、園児の保護者を対象に概要を説明するキックオフミーティングを開催します。

【キックオフミーティング概要】
■日 時:平成29年(2017年)7月7日(金)13:30~14:20
■場 所:近畿大学附属幼稚園(奈良県奈良市あやめ池北1-33-3)
■登壇者:奈良県くらし創造部 部長 桝田 斉志(ますだ ひとし)
     近畿大学附属幼稚園 園長 森田 哲 (もりた さとし)
■対 象:近畿大学附属幼稚園保護者

【本件の背景】
近年、子どもの体力は、遊びの多様化や安全な遊び場の減少などの理由により、全身運動をともなう遊びの機会が失われ、20年前に比べると特に「走る」「跳ぶ」「投げる」といった基本的な運動での低下が目立っています。子どもの運動機会の損失は、体力低下だけではなく肥満や各種アレルギー症状、イライラやストレスの増加などの様々な面での悪影響が危惧されています。
奈良県と近畿大学は、平成28年(2016年)9月に締結した包括連携協定に基づき、これらの課題の解決に向け「奈良県スポーツアカデミー~幼児向け運動・スポーツプログラム~」事業を実施することとなりました。現在、近畿大学附属幼稚園では、園児の身体作りのために、様々な運動を取り入れたプログラム「体育サーキット」などに取り組んでいますが、今回、園児を対象に、奈良県が考案した幼児向け運動・スポーツプログラムをアレンジし、さらに近畿大学が監修する栄養・睡眠サポートプログラムを実施します。農学部食品栄養学科教員による、園児の食育や生活習慣改善を目的とする保護者向けセミナーを開催し、各家庭での生活改善をサポートします。その成果はオール近大体制で検証を行い、今後のよりよいプログラムの作成のために活用されるだけでなく、奈良県が大学や民間企業と連携して推進する、スポーツ医学に基づく奈良県独自のトレーニング理論「奈良メソッド」にも貢献します。

【奈良県と近畿大学との包括連携協定について】
奈良県と近畿大学は、相互の緊密な連携と協力のもと、下記6項目を主体とする奈良県の特性を生かした豊かで活力のある地域社会の形成と発展に寄与するとともに、教育・研究の振興及び人材の育成を図ります。
(1)研究、教育の推進に関すること
(2)産業の振興に関すること
(3)地域経済を支える人材の育成、確保に関すること
(4)文化の向上及び振興に関すること
(5)地域の活性化に関すること
(6)その他目的を達成させるために必要な事項に関すること

具体的な連携プロジェクトとして、現在、「農・畜産・水産業の振興に向けた連携」「スポーツ医科学研究における連携」「漢方のメッカ推進プロジェクトにおける連携」等の事業が行われています。

近畿大学附属幼稚園における、体育サーキットの様子
近畿大学附属幼稚園における、体育サーキットの様子

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