新入生の約75%がLINEを最も利用 7,000人を超える大規模アンケート 近畿大学

近畿大学(大阪府東大阪市)は、平成28年(2016年)4月初旬に1年次入学生を対象にしたアンケート(7,355人)において、「最もよく利用するコミュニケーションアプリ」について調査しました。その結果、1位は「LINE」で、75.4%の学生が選択し、次いでは「Twitter」で17.6%の利用でした。一方「Facebook」は0.4%と、利用頻度が低いことが判明しました。

【ポイント】
●多彩な学部を擁する近畿大学の1年次入学生対象。7千人を超える大規模な調査
●およそ4人に3人がコミュニケーションアプリの中でLINEを日常的に最も利用

【アンケートの概要】
■対  象:近畿大学平成28年度1年次入学生のうち7,355人
     (医学部・農学部除く、短大含む)
■実施者 :近畿大学
■実施時期:平成28年(2016年)4月初旬(学部により日程は異なる)
■質問事項:あなたが普段、最もよく利用するコミュニケーションアプリは次のうちどれですか。

【総括】
本学総合社会学部学部長・教授、清島秀樹(きよしまひでき)※は「LINE利用が約75%というのは、学生達との普段の接触から私が得ていた感じとほぼ同じで、Facebookの人気の無さも予想通りである。これは、複数学部にわたる新入の大学1年生7,000人強を対象としたアンケート結果として、納得いく数値であろう。実際は、かなりの学生が、LINEは仲良しグループ内限定おしゃべり、Twitterはもっとオープンな情報発信、という具合に二つを使い分けていると思われる」と述べている。

実際1年次入学生へのヒアリングでは、「LINEは手軽で仲間意識が出るし、日常的な連絡に使っている。既読が分かるので便利」「Twitterは知らない人から情報がもらえるし、多くの人に発信もできる」という声があがった。

上記を踏まえると、今回のアンケート結果は以下の3点に要約される。

●LINEは日常的な連絡を仲間に発信する時に利用
●Twitterは情報の収集や、情報を広めたい時に利用
●LINEもTwitterも両方利用するが、内容により使い分けている

清島は、「このアンケートは授業が本格的に始まる前の1年次入学生に実施したものだが、LINE利用の割合は学年が進んでもあまり変わらないと推測される」と分析している。

※清島秀樹(きよしまひでき)
近畿大学総合社会学部学部長・教授 社会・マスメディア専攻 専門:哲学
現代のネット社会の現状を哲学的に分析する授業を行う。初音ミク、ニコニコ、YOUTUBE、Wiki、Twitter、Facebookなどの登場が生み出す諸現象について研究。

<参考>
所有しているスマートフォンの機種を尋ねる質問ではiPhoneが73.1%と最も高いことが判明。
[以下参考数値]
1位 iPhone73.1%、2位 Xperia10.8%、3位 上記にない機種を使用している3.9%
4位 AQUOS3.7%、5位 GALAXY2.4%、無回答2.4%、6位 ARROWS1.9%、
7位 機種がわからない1.2%、8位 Nexus 0.5%、9位 MEDIAS 0.1%

【関連リンク】
総合社会学部 社会・マスメディア系専攻 教授 清島 秀樹
http://www.kindai.ac.jp/meikan/239-kiyoshima-hideki.html

アンケートの結果
アンケートの結果

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