8/29(土)第5回フィジカルアセスメント講習会開催~薬剤師のための~ 文部科学省「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」の一環として 近畿大学薬学部

近畿大学薬学部(大阪府東大阪市)は、平成27年(2015年)8月29日(土)東大阪キャンパスにて、「第5回フィジカルアセスメント※講習会」を開催します。
※フィジカルアセスメント:実際に患者さんの身体に触れながら、呼吸音や心臓音、酸素量などの状態を確認し、症状の把握や異常の早期発見を行うこと

【本件のポイント】
●医師以外の医療従事者である薬剤師のためのフィジカルアセスメント講習会
●がん治療に特化したアセスメントを実施
●文部科学省「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」の一環として実施

【本件の概要】
近年、医療現場における薬剤師の重要性が高まり、薬の効き目や副作用を自分の目で確認し、体調の変化をいち早く医師に伝えるなどの役割が期待されています。近畿大学では昨年から、フィジカルアセスメント未経験の薬剤師を対象に講習会を実施しております。第5回目となる今回の講習会では、特にがん治療に特化したアセスメントを実施します。なお、本講習会は文部科学省「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」の一環として行われます。

「第5回フィジカルアセスメント講習会」概要
■日 時:平成27年(2015年)8月29日(土)14:30~19:00
■場 所:近畿大学東大阪キャンパス 31号館1階 医療薬学研修センター
    (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬」駅から徒歩約10分)
■参加対象:医療関係者でフィジカルアセスメントの経験がない方
■定 員:27人 ※定員に達したため申込み締切済み 
■参加費:無料
■お問合せ:近畿大学薬学部 TEL(06)4307-3058

【フィジカルアセスメントの背景と展望について】
薬剤師によるフィジカルアセスメントについては、医療行為とみなされ医師法に抵触するのではないかとの恐れから長く見合わせられてきました。しかし近年、「厚生労働省医政局通知」や日本薬剤師会「調剤指針」でも、薬剤師の医療現場での積極的な活用が求められるようになりました。

近畿大学の薬学部は、「7大学連携先端的がん教育基盤創造プラン」において、地域医療に携わるがん医療人の養成・人的交流の強化を目的とする「地域医療部門」を担当しています。フィジカルアセスメントの講習会は、未経験の薬剤師を対象に、薬剤師に必要な能力の養成を目的とし、特にがん治療に特化した講習会です。これまでに開催した4回の講習会に参加された約100人の薬剤師からは、非常に高い評価を得ています。

なお、本講習会を受講された方を対象としたアドバンスト講習会「フィジカルアセスメントワークショップVer.1」を平成28年(2016年)3月12日(土)に開催予定です。

【講習会スケジュール】
14:30 はじめに
14:40 フィジカルアセスメント:基本から実際
    (フィジカルアセスメント、バイタルサインについて、情報の共有と記録の基本等について)
     講師:近畿大学医学部 救急医学主任教授 平出 敦
16:40 休憩
16:50 フィジカルアセスメント実地練習(肺がん患者に対するアセスメント)
18:50 まとめ

【近畿大学薬学部について】
昭和29年(1954年)に設置。総合的・分野横断な薬学教育により、幅広く活躍する薬剤師を目指す「医療薬学科」(6年制)と、最先端の薬学分野の知識とテクノロジーに精通した研究者・技術者を目指す「創薬科学科」(4年制)の2つの学科があります。平成23年(2011年)に完成した新校舎には、最新の設備が整い、臨床薬学研修センターなどの実習施設も充実。また、関西の私立総合大学で唯一医学部と3つの附属病院を併設することを生かして、「医薬連携プログラム」に力を入れています。第100回薬剤師国家試験でも、新卒合格率90.4%(全国平均72.7%)、新卒・既卒およびその他を含めた総合合格率は83.1%(同63.2%)と、高い合格率を維持しました。

昨年度フィジカルアセスメントの様子
昨年度フィジカルアセスメントの様子

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