元科捜研研究員の近畿大学生物理工学部教員が高校で出張授業 模擬事件を通じて科学捜査を疑似体験するグループワークを実施

生物理工学部生命情報工学科教授 財津 桂
生物理工学部生命情報工学科教授 財津 桂

近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)は、令和4年(2022年)7月19日(火)、和歌山県立向陽(こうよう)高等学校の理系志望の生徒を対象とした出張授業を行います。
講師を務める生命情報工学科教授 財津 桂(ざいつ けい)は、大阪府警察本部刑事部 科学捜査研究所の研究員として10年間勤務した経験を持っています。高校で学ぶ化学が、科学捜査などの実社会においてどのように役立つかを高校生に伝え、化学の面白さを体感することで学習意欲の向上につなげます。

【本件のポイント】
●元科捜研研究員の生物理工学部教員が高校で出張授業を実施
●「社会に役立つ化学」をテーマに、高校生が科学捜査研究所の薬物分析や最新の生体分子の分析について学び、化学の面白さを体感
●科学捜査研究所の薬物分析を学ぶ際には、模擬事件を想定したグループワークを行い、科学捜査を疑似体験

【本件の内容】
生物理工学部では、例年、近隣の高校を対象とした出張授業を実施しています。今回は、「社会に役立つ化学」をテーマに、実際に科学捜査研究所で行う薬物分析の方法や最新の生体分子の分析を紹介しながら、高校で学ぶ化学が実社会においてどのように役立つかを高校生に伝えます。特に、科学捜査を学ぶ際には、「昏睡強盗」の模擬事件を通じて、被害者の体内にある薬物成分や現場を考察した上で科学捜査を疑似体験するというグループワークも行います。また、最新の生体分子の分析についても学ぶことで、化学が実社会でどのように役に立っているかを体感します。
今回講師を務める生命情報工学科教授 財津 桂は、大阪府警察本部刑事部 科学捜査研究所の研究員として勤務経験があり、実際に新種の危険ドラッグ(脱法ドラッグ)の代謝経路の特定や分析法の開発を行っていました。実務経験を活かして、高校生に化学の魅力を伝えます。

【実施概要】
日時:令和4年(2022年)7月19日(火)8:40~10:30
場所:和歌山県立向陽高等学校 視聴覚教室
   (和歌山県和歌山市太田127、わかやま電鉄「日前宮駅」から徒歩約3分)
対象:和歌山県立向陽高等学校環境科学科 2年生80名
内容:「社会に役立つ化学」をテーマに「科学捜査研究所の薬物分析」を学ぶ

【講師プロフィール】
財津 桂(ざいつ けい)
所  属:生物理工学部 生命情報工学科 教授
学  位:博士(工学)
略  歴:同志社大学工学部卒業
     大阪府警察本部 科学捜査研究所 研究員
     名古屋大学大学院 医学系研究科 准教授
     名古屋大学 高等研究院 若手新分野創成研究ユニット・フロンティア
     准教授を経て現職
専門分野:バイオインフォマティクス、メタボローム解析、オミクス解析、
     質量分析、分析化学、科学捜査
研究テーマ:
生体内の分子を網羅的に計測し、バイオインフォマティクス(生物情報科学)を用いて、有用な情報の抽出やデータを解釈するための研究を行っています。また、分子の計測に用いる「質量分析法」と「バイオインフォマティクス」を組み合わせて、「誰でも、簡便に、迅速に」使える技術の開発も進めています。大阪府警科学捜査研究所での勤務経験を生かし、科学捜査に関する研究も行っています。
受賞歴:日本医用マススペクトル学会奨励賞、日本法科学技術学会奨励賞、Shimadzu Global Innnovation Summit優秀ポスター賞、警察庁長官賞、大阪府警察本部長賞など

【関連リンク】
生物理工学部 生命情報工学科 教授 財津 桂(ザイツ ケイ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2758-zaitsu-kei.html

生物理工学部
https://www.kindai.ac.jp/bost/