漢検×近大附属小学校 新しい教材を使ったモデル授業を実施

このたび近畿大学附属小学校(以下、近小:奈良県奈良市、校長:森田 哲)は、日本漢字能力検定(以下、漢検)で知られる公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市東山区、代表理事:髙坂節三)と新しい授業へのチャレンジとして、能動的学修の公開授業を開催しますので、下記の通りご連絡申し上げます。

1.公開授業実施の背景
日本漢字能力検定協会はこれまでも検定などを通して、日本語・漢字の普及啓発活動を行ってきており、その一環として“楽しみながら漢字を好きになれる”小学校向け能動的学修教材“「不思議な漢字洞窟からの脱出」をリアル脱出ゲームの株式会社SCRAPと共同開発いたしました。
近年、能動的学修が小学校の教育現場にも必要とされるようになりましたが、具体的にどうすればいいか悩む学校や先生は少なくありません。近小では、問題解決学習として能動的学修に取り組んでおり、漢検を全校児童が受検しています。能動的学修と漢字教育両方に注力する小学校として、今回、近小で新しい教材の試作品を使った公開授業を実施します。

2.授業概要
近小の6年生に“小学校向け能動的学修教材”「不思議な漢字洞窟からの脱出」を使用した授業を行います。

<公開授業・実施日について>
日  時:2017年9月25日(月)13時45分~14時30分
場  所:近畿大学附属小学校(〒631-0032 奈良県奈良市あやめ池北1-33-3)
アクセス:近鉄奈良線「菖蒲池(あやめいけ)」駅 北改札口出てすぐ目の前

3.「不思議な漢字洞窟からの脱出」について
小学校6年生の授業で使うことを想定して、小学校学習指導要領に沿って構成しています。国語の授業にも総合学習の授業にも対応できるよう設計されているため、子どもたちの漢字能力を伸ばすだけでなく、仲間と協働する力や課題解決力、情報分析力などを育てることができます。
2017年7月に実施した教員体験会・小学生体験会では、教員・小学生から、それぞれ、子どもを夢中にさせるストーリーやゲームと、チーム一丸となって挑戦できる内容が高く評価されました。問題は日本漢字能力検定協会監修のもと、「リアル脱出ゲーム」の火付け役で来年10周年を迎える、株式会社SCRAPが制作しています。

□『不思議な漢字洞窟からの脱出』-ゲーム概要
■「リアル脱出ゲーム」のSCRAPが制作!子どもが「やってみたくなる」世界観を実現。
問題はすべて漢字にまつわる内容。制作は「リアル脱出ゲーム」で人気の株式会社SCRAPに依頼しました。子どもたちが積極的に取り組みたくなるよう、教材には子ども好みのデザインをあしらい、ゲームや絵本によくみられる冒険の物語からはじまる設計になっています。また、ゲーム中に用いるDVDからは、世界観に沿った音楽や映像が流れ、子どもたちを飽きさせません。

■日本漢字能力検定協会が監修。「読み」「書き」「意味」「筆順」「熟語の構成」「同音同訓異字」など、漢字のすべての要素が詰まった謎解きゲーム。
教材は、小学校6年生クラスでの実施を想定して制作しています。いずれの問題も、6年生までに修得する漢字で構成されています。謎解きは小問6つと大問1つから構成されており、問題ではそれぞれ「読み」「書き」「意味」「筆順」「熟語の構成」「同音同訓異字」といった、漢字の各要素を落としこんでいます。子どもたちはゲームを通じて、漢字のすべての要素に触れることができます。ゲームには4~5人のグループで取り組み、メンバーと協力して制限時間内にゲームクリアを目指します。
漢字の使い方や、楽しさが伝わるゲームになっており、事前体験会のアンケートでは、多数の子どもたちが「漢字がより好きになった」と回答しました。

■小学校の授業用教材として活用できるように、「国語」・「総合学習」の学習指導要領に沿って開発。
教材は小学校の授業で使えるようになっています。国語における「漢字能力育成」だけでなく、「仲間と協働する力・課題解決力・情報分析力の育成」など、総合学習の学習指導要領にも沿って開発されています。
ゲーム時間は30分+振り返り学習時間10分。クラス(1クラスあたり30~40人と想定)単位での実施を想定して制作されています。また、ゲーム中に用いるDVDは進行も代行可能です。加えて、付属のサポートツールによって、誰が進行しても均一な指導ができるようになっており、なるべく先生に負担がかからない設計になっています。

□『不思議な漢字洞窟からの脱出』-ゲーム内容
ゲームの設定は、「冒険家になったプレイヤー(子どもたち)と、閉じられた洞窟」。ゲームは、「宝物を目前に、自分たちがいる洞窟が崩れそうになっている。」という物語から始まります。プレイヤーが洞窟から脱出するためには、目の前にある「漢字の問題」を解かなければなりません。すべての謎を解けば、ゲームクリアとなります。

<仕様>
プレイ人数  :1クラス(30~40人)各4~5人のグループに分かれてプレイ
所 要 時 間:30分(+振り返り学習時間)
内容物(予定):問題キット、事前学習セット、進行用DVD、進行マニュアル

<リアル脱出ゲームとは>
「リアル脱出ゲーム」とは、2004年に発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、爆発的に盛り上がった「脱出ゲーム」のフォーマットを、そのまま現実世界に移し替えた大胆な遊びです。マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズ、閉園後の遊園地など、様々な場所で開催されています。07年に初開催して以降、現在までで330万人以上を動員。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど全世界で参加者を興奮の渦に巻き込み、男女問わずあらゆる世代を取り込む、今大注目の体験型エンターテイメントです。
丁寧につくられた世界観・ストーリーが特徴で、謎解きを通じて物語を体験することができるため、脱出成功率は10%前後と、難易度は相当高いものの、楽しく取り組めると定評があります。
「リアル脱出ゲーム」が初開催されて以降SCRAPはファンを増やし続け、現在では、海外をふくめ23の常設店舗を運営。「リアル脱出ゲーム」10周年となる今年は1日限りの1万人で同時に行うリアル脱出ゲームも開催。アニメやマンガ、ゲームなど数々の有名作品とのコラボレーションも行い、「名探偵コナン」とコラボしたリアル脱出ゲームは、シリーズ累計60万人以上を動員しています。
※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。

□『不思議な漢字洞窟からの脱出』-提携スタッフ
■近畿大学附属小学校
近畿大学附属小学校は、「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人を育成する」という教育方針のもと、智をほりおこす叡智教育、こころをみがく道徳教育、からだをきたえる健康教育を三大方針にしている小学校です。「小学校から大学で学ぼう」を合言葉に、医学部奈良病院見学や法廷教室を使った模擬裁判、水産研究所見学、食育授業など、近畿大学の最新の研究にふれる様々な連携授業を実施しています。

■公益財団法人 日本漢字能力検定協会
公益財団法人 日本漢字能力検定協会は、人々の社会生活に必要な日本語・漢字の能力を高め、漢字に対する尊重の念と認識を高めるため、日本語・漢字に対する「普及啓発・支援活動」「調査・研究活動」「日本語能力育成活動」を行っています。我が国における生涯学習の振興を通じて、日本文化の発展に寄与することも目的として活動しています。

■問題制作・協力 株式会社SCRAP
フリーペーパー「SCRAP」の発行から発足。フリーペーパーの特集企画の中から「リアル脱出ゲーム」も誕生。2008年に会社化。閉園後の遊園地や東京ドームから、マンションの一室など様々な場所で参加型のイベントを手がけ、世界中で謎解きを通じた“物語の体験”を提供しています。本やテレビ、アプリなどの幅広いメディアにも展開し、数多くの日本を代表する作品ともコラボレーションを行いながら、常に新しいエンターテインメントを生み出し続けています。※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。

内容一覧。付属のDVDでは進行も代行。また、先生が遅れている班を手助けできる「ヒント集」も付属している。
内容一覧。付属のDVDでは進行も代行。また、先生が遅れている班を手助けできる「ヒント集」も付属している。

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