1/20(火)、28(水)地元企業と共同活用 「金属3Dプリンタに関する研修会」開催

近畿大学工学部 (広島県東広島市)は平成27年(2015年)1月20日(火)と1月28日(水)に、「金属積層造形装置(金属3Dプリンタ)」に関する研修会を開催します。

【本件のポイント】
●医療や航空宇宙などの分野で応用性の高い金属3Dプリンタの特徴を地元企業に説明
●金属3Dプリンタによる造形物の作成を実演することで、実際に性能を確認できる
●近畿大学所有の金属3Dプリンタを地元企業と共同活用し、地域経済の活性化を目指す

【本件の概要】
金属3Dプリンタは、従来の樹脂材料では成し得なかった分野への適用が期待され、特にインプラントなどの医療分野、航空機のエンジン部品や人工衛星の部品などの航空宇宙分野で活用が期待されています。高価な機械ですが、近畿大学所有の金属3Dプリンタを地元企業にも活用していただくことで、地域経済の活性化を目指します。
本研修会では、本学との共同研究などを検討している地元企業に、金属粉末など事前準備に関わる説明や、3次元CAD設計ソフトウェアに関する講義を行うとともに、工学部のキャンパス内に新たに設置した最先端の金属3Dプリンタ(SLM280HL)の取扱説明と実演を実施します。なお、本研修会は経済産業省の「3Dプリンタ拠点整備によるオープンプラットフォーム構築支援事業」を活用して行われます。

■ 日 時 : 平成27年(2015年)1月20日(火)・28日(水)13:30~15:30
■ 会 場 : 近畿大学次世代基盤技術研究所  2階会議室、1階実験室
      (東広島市高屋うめの辺1 近畿大学工学部構内)
■ 対 象 : 地元企業など(各日とも定員10人、参加費無料)
       ※すでに各日とも定員に達し、申込受付は終了しています。
■ スケジュール:13:30 金属粉末など準備関係、共同研究契約など紹介
         13:45 3次元CAD設計ソフトウェア説明
         14:30 金属3Dプリンタの取扱説明と実演

【3Dプリンタ拠点整備によるオープンプラットフォーム構築支援事業】
近畿大学は、経済産業省から平成25年度(2013年度)「地域イノベーション協創プログラム補助金(3Dプリンタ拠点整備によるオープンプラットフォーム構築支援事業)」の交付先に選定されました。この事業は、"ものづくり"を革新する高性能の3Dプリンタ(金属粉末レーザー積層造形)を本学が導入し、地域のものづくりを支援する広島県立総合技術研究所等の公的研究機関と連携しながら、地域企業との共同利用を促進し、共同研究等を通じて地域経済の活性化を図るとともに、人材育成を行うことを目的としています。

【近畿大学次世代基盤技術研究所】
本研究所は広島キャンパスにあり、「社会連携センター」と6つの「研究センター」で構成されています。
「社会連携センター」では、産学官連携のワンストップ窓口として共同研究や技術相談の受付を行うとともに、工学部の研究機能の強化支援や知財の管理運営などを行っています。
「研究センター」には、安全・環境・利便性を追求するカーエレクトロニクスの技術開発を行う「自動車技術研究センター」、医療福祉や生活支援に関わるロボット技術の開発を行う「先端ロボット工学研究センター」、太陽熱・雨水・風など自然エネルギーを利用した木造住宅の研究を行う「建築環境研究センター」、医薬品・保健機能食品の開発を行う「先端化学生命工学研究センター」、科学的・工学的手法を用いたサービス産業の生産性向上につながる研究に取り組む「サービス工学研究センター」、そして今年4月に開設された次世代3D積層造形技術の世界的研究開発拠点化を目指す「3D造形技術研究センター」があります。いずれも地域との連携をさらに強化するため、研究機能の拡充策として、学部内の教員が連携したチームを構成し、特色ある産学官連携の取り組みを行っています。
なお近畿大学工学部は、経済産業省から平成26年度(2014年度)「三次元造形技術を核としたものづくり革命プログラム(次世代型産業用3Dプリンタ技術開発及び超精密三次元造形システム技術開発)」を実施する委託先として選定された「技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構」に参画しており、ロボティクス学科教授の京極秀樹がそのプロジェクトリーダーに就任しています。

近畿大学次世代基盤技術研究所
近畿大学次世代基盤技術研究所

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