ボルネオゾウ「ふく」結核治療の第2ステージへ向けてクラウドファンディングを開始
福山市立動物園では、飼育しているボルネオゾウ「ふく」の日本初の結核治療を続けてきました。「ふく」は2度の命の危機があったものの順調に回復を続け、定められた1年半の投薬を2018年10月31日に終了する予定です。
しかし、結核が「完治」することはありません。結核治療の第2ステージへ向けて特別に設置したジェットヒーターによる暖房、結核の検査を続けていきます。
また、エンリッチメントアイテム(*)を地元の遊具メーカーと共同で開発し「ふく」にプレゼントすることを考えています。
この目標を実現するために、クラウドファンディングサービス「Readyfor」にて資金350万円を目標に10月1日(月)からプロジェクトを開始しています。
【(*)エンリッチメントアイテムとは】
飼育動物の福祉(幸せ)を追求するための道具のこと。
動物園という限られた環境の中でさまざまな行動を引き出すこと、暮らしの中で行動の選択肢を持たせることにより、飼育動物の豊かな暮らし、健康の維持へとつなげます。福山市立動物園では「ふく」にタイヤや消防ホースを使った飼育の工夫を重ねてきましたが、投薬を乗り越えたプレゼントとしてエンリッチメントアイテムの開発を計画しています。
【クラウドファンディングプロジェクト概要】
プロジェクトタイトル:「福山市立動物園の結核にかかったゾウ「ふくちゃん」を救いたい!」
目標金額︰350万円
(内訳)
ファーストゴール 150万円(暖房費,結核の検査キットなど)
ネクストゴール 200万円(エンリッチメントアイテム)
※ファーストゴールを達成後、ネクストゴールへ向けた資金募集を開始しています
【募集期間】
2018年10月1日(月)~11月30日(金)
【支援者へのリターン例(一部)】
・和楽美(福山市)が制作する「ふく」の限定グッズ(ミニタオル、コインケース、トートバッグ)
・支援者の法人名を刻んだ銘板の設置
・エンリッチメントアイテムのお披露目会への特別招待
プロジェクトについて詳しくはこちら
http://www.fukuyamazoo.jp/index.php
【本リリースに関するお問い合わせ先】
福山市立動物園
TEL:084-958-3200
◆福山市について
福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約47万人の拠点都市です。
福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、2022年には築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。
産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。
福山市公式ホームページ
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/