「ミス・アメリカ2023」で原子力エンジニアのグレース・スタンケさんが近畿大学原子力研究所を訪問し、学生と交流
近畿大学原子力研究所(大阪府東大阪市)では、令和6年(2024年)4月12日(金)に、「ミス・アメリカ2023」で優勝し、原子力エンジニアとして原子力エネルギー活用の推進活動を行っているグレース・スタンケさんが来訪され、学生と交流会を行います。
【本件のポイント】
●「ミス・アメリカ2023」のグレース・スタンケさんが近畿大学原子力研究所を訪問
●学生と交流し、原子力エネルギーの重要性などについて意見交換を実施
●スタンケさんから世界の最新事例を聞くことで、原子力を学ぶ学生の意識向上を図る
【本件の内容】
コンステレーション社の原子力エンジニアであるグレース・スタンケさんは、世界中のイベントに登壇し、原子力エネルギーの重要性をアピールするとともに、理工系分野における女性活躍の推進活動をされています。また、SNSを駆使して、若い世代への啓蒙活動を行っており、Instagramのフォロワー数が4.8万人を超えるインフルエンサーでもあります。
令和6年(2024年)4月9日(火)・10日(水)に東京で開催される「第57回原産年次大会」にパネリストとして招へいされ来日するにあたり、原子力人材育成に大きく貢献している近畿大学原子力研究所を見学し、原子力に関心をもつ学生と交流されることになりました。
今、世界では、エネルギーの脱炭素化や、最新医療や宇宙開発に原子力テクノロジーを活用するための技術開発が活発に行われ、その中心には若い原子力エンジニア・研究者がいます。スタンケさんのような女性のエンジニアも活躍していることを知ることにより、学生が刺激を受けることを期待します。
【訪問概要】
日時 :令和6年(2024年)4月12日(金)14:30~17:00
場所 :近畿大学東大阪キャンパス 原子力研究所
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、
近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
プログラム:歓迎挨拶、施設紹介、原子炉見学、学生との交流会
参加者 :コンステレーション社 グレース・スタンケ氏
近畿大学理工学部 理学科、応用化学科、電気電子工学科※、
エネルギー物質学科の学生
※ 令和4年(2022年)4月電気電子通信工学科に名称変更
近畿大学大学院 総合理工学研究科の学生
【近畿大学原子力研究所】
昭和35年(1960年)4月、原子力に関する研究・教育を目的とする全学共同利用研究所として設立されました。近畿大学原子炉(UTR-KINKI)は、同年8月に設置が認可され、昭和36年(1961年)11月11日に臨界に到達し(熱出力0.1W)、我が国最初の民間原子炉・大学原子炉として運転を開始しました。その後、昭和49年(1974年)10月に熱出力を1Wに増加し、昭和59年(1984年)1月には小動物用照射設備、中性子ラジオグラフィ用設備および拡大垂直照射設備が新設されました。
現在は、近畿大学理工学部・薬学部の学生実習や、近畿大学、大阪大学、名古屋大学、九州大学などの学生の原子炉教育・訓練、広範な分野の原子力研究に利用されています。また、各種の原子炉研修会・講習会にも活用され、大きな成果を上げています。
【関連リンク】
原子力研究所
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aeri/