福富町に学生設計の東屋「郷のえんがわ」誕生 3月18日(日)「たけにの郷のえんがわマルシェ」で初披露

2018-03-12 10:30

近畿大学工学部(広島県東広島市)建築学科准教授の谷川大輔のゼミ学生が中心となり設計した東屋「郷のえんがわ」が東広島市福富町竹仁(たけに)地域に完成しました。平成30年(2018年)3月18日(日)に開催される朝市「第4回たけにの郷のえんがわマルシェ」で完成披露見学会を行います。

【本件のポイント】
●学生が地域の要請を受け、朝市で使われる東屋を設計
●谷川ゼミでは平成27年(2015年)から継続して福富町と連携、まちづくりに参加
●学生は企画から設計、完成まで建築現場に携わることで実践的に建築を学ぶ

【本件の概要】
近畿大学工学部建築学科准教授の谷川大輔とゼミ学生らは、平成27年(2015年)から、築100年超の古民家を福富町への移住促進や情報発信の拠点としてリノベーションする「近畿大学×広島県福富町 古民家“星降るテラス”プロジェクト」を実施。これまでに、地域住民とまちづくりの在り方を検討するワークショップを重ね、地域の祭りに学生が参加するなど、積極的にまちづくりに参加してきました。
その中で、平成28年(2016年)、福富町竹仁地域センターから地域で開催している朝市「たけにの郷のえんがわマルシェ」開催拠点にある東屋の設計依頼を受けました。鉄骨造にテント生地を用いて製作し、スタイリッシュに仕上げた常設の東屋「郷のえんがわ」は、下記日程で行うマルシェにて初めて使用します。当日は、意匠設計を手がけた本学大学院生を含む学生約20人と谷川准教授が参加して、完成披露見学会を行います。マルシェでは地域の方の作った野菜や手工芸品などが出展されます。

■日  時:平成30年(2018年)3月18日(日)10:00~12:00 ※少雨決行
■場  所:広島県東広島市福富町下竹仁466-1(福富物産しゃくなげ館 隣)
■対  象:一般の方(入場無料、入退場自由、申し込み不要)
■お問合せ:主催 住民自治協議会福に富む郷竹仁 TEL(082)-435-2301

【設計した学生の声】
大学院システム工学研究科 システム工学専攻 2年 塩澤 竜弥さん
以前から“星降るテラスプロジェクト”を通じて交流のあった東広島市福富町からお声掛けいただき、自身としては初めての実地設計を体験することができました。建築物が完成するまでのプロセスを一から学ぶことができたことは貴重な経験となり、大変勉強にもなりました。今回の建築物をデザインする上でのコンセプトは山並みです。福富町を囲む山の稜線を大きな屋根と捉え、山並みと並行になるように東屋の屋根を設計しました。

【「郷のえんがわ」の概要】
■建設地 :広島県東広島市福富町下竹仁
■敷地面積:約650平方メートル
■主要用途:簡易商業所、交流所、休憩所
■施  主:住民自治協議会 福に富む郷 竹仁
■設計監修:近畿大学工学部建築学科 准教授 谷川大輔
■意匠設計:近畿大学大学院システム工学研究科 システム工学専攻 2年 塩澤 竜弥
      近畿大学大学院システム工学研究科平成28年度修了 檜垣 政宏
■構造設計:近畿大学工学部建築学科 准教授 松本 慎也
■施  工:株式会社 井上工務店(広島県東広島市福富町上竹仁)

【関連リンク】
工学部建築学科 准教授 谷川 大輔(タニカワ ダイスケ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1146-tanikawa-daisuke.html

工学部建築学科 准教授 松本 慎也(マツモト シンヤ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/536-matsumoto-shinya.html

たけにの郷のえんがわマルシェ
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