近畿大学薬学部 薬用植物園見学会を開催 東大阪市に由来する「稲田桃」の歴史や再生に関する講演も

近畿大学薬学部薬用植物園
近畿大学薬学部薬用植物園

近畿大学薬学部、薬学総合研究所(ともに大阪府東大阪市)は、令和5年(2023年)7月1日(土)に近畿大学薬学部薬用植物園にて、「第12回薬用植物園見学会」を開催します。今回は東大阪市楠根リージョンセンター企画運営委員会委員の村田 俊明氏をお招きし、「ももの花咲くふるさとづくり」をテーマに稲田桃の歴史や再生プロジェクトに関する講演も行います。

【本件のポイント】
●3年ぶりに講演と薬用植物園見学を組み合わせた見学会を開催
●江戸時代後期に現在の東大阪市稲田地区で盛んに栽培された稲田桃の再生プロジェクトに関する講演を実施
●講義や実習の場として利用される薬用植物園を見学し、教職員が植物を紹介

【本件の内容】
近畿大学薬学部薬用植物園では約380種類の薬用植物を育成しており、薬学部の講義や実習、薬学部生のクラブ活動の場として活用され、平日10時から16時まで一般公開も行っています。
12回目となる薬用植物園見学会では、園内の見学に加えて、東大阪市楠根リージョンセンター企画運営委員会委員の村田 俊明氏をお招きし、「ももの花咲くふるさとづくり」をテーマに講演していただきます。日本古来の野生種である稲田桃は、江戸時代後期に現在の東大阪市稲田地区で盛んに栽培され、お盆のお供え物として大阪市内や京都に出荷されるとともに、花の時期には大勢の花見客でにぎわったそうです。しかし、洪水やほかの作物への転換により次第に姿を消すこととなりました。
講師の村田氏が所属する東大阪市楠根リージョンセンター企画運営委員会は、稲田桃を復活させようと平成13年(2001年)に「稲田桃再生栽培プロジェクト」を立ち上げ、わずかに残っていた稲田桃の木からタネを採って苗木をつくり、第二寝屋川沿いなどに植栽を進めました。多くの市民の協力もあり、現在では約600本にまで回復し、桃ジャムなどの商品化の取り組みも行われています。
講演では稲田桃の歴史や復活への取り組みなどについてご紹介いただき、その後、薬用植物園で教職員が植物の解説を行います。

【開催概要】
日時:令和5年(2023年)7月1日(土)13:30~15:00(受付開始13:00)
場所:<講演>近畿大学東大阪キャンパス 3号館304教室
   (東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
   <見学会>近畿大学薬学部薬用植物園
   (東大阪市小若江1-9-7、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約8分)
対象:一般の方 100名(参加無料)※ 募集人数に達したため、受付終了

【スケジュール】
13:30~14:30 講演「ももの花咲くふるさとづくり」
講師:東大阪市楠根リージョンセンター企画運営委員会委員 村田 俊明 氏
14:30~15:00 植物園にて解説、自由見学

【関連リンク】
薬学部
https://www.kindai.ac.jp/pharmacy/
薬学総合研究所
https://www.phar.kindai.ac.jp/centers/


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