近畿大学経営イノベーション研究所「第16回研究報告会」 「地域活性化に挑む中小企業」

近畿大学経営イノベーション研究所(大阪府東大阪市)は、平成29年(2017年)6月7日(水)、東大阪キャンパスにて「第16回研究報告会」を開催します。

【本件のポイント】
●本学の研究成果を地域企業や一般の方に提供し、地域の活性化に貢献
●東大阪市や八尾市の地域産業の活性化に取り組む中小企業者の活動を紹介
●様々な地域活動の担い手と連携し、地域産業の活性化に挑む中小企業の活動を通して、その魅力と可能性を解説

【本件の概要】
近畿大学経営イノベーション研究所は、産業界と連携して経営イノベーションの実例を取り入れた教育・研究を行うとともに、東大阪の企業経営者や地域の方へ、最新のイノベーションについて学ぶ場を積極的に提供しています。
今回は、本学経営学部キャリア・マネジメント学科長で教授の文能 照之(ぶんのう てるゆき)が、「地域経済の活性化に挑む中小企業者 ~人・企業のつながりを通して~」と題して、八尾市の子供向けロボット作りや、地域で栽培した枝豆を活用したブランドディングなど具体的な地域活性化に取り組む中小企業を通して、その魅力と今後の可能性を解説します。

■日  時:平成29年(2017年)6月7日(水)15:00~16:30
■場  所:近畿大学東大阪キャンパス 21号館8階会議室
      (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■対  象:企業・一般の方、本学学生・教職員(定員先着50人、入場無料、当日参加可)
■申込方法:氏名、年齢、参加希望人数を明記の上、メール(icmi@bus.kindai.ac.jp)にてお申込みください。
■お問合せ:近畿大学経営イノベーション研究所 TEL(06)4307-3046

【研究報告会について】
ものづくり産業集積地として発展を遂げてきた東大阪市と八尾市。いずれも製造業者の数が減少を遂げており、今後の産業集積を維持・発展させていくための過渡期が今まさに到来しています。両市では、中小企業振興基本条例をそれぞれ制定し、地域経済の活性化に向けた取組みが行われています。
地域経済の発展のためには、製造業・卸売業・小売業という業種の壁を越えて新たな関係の構築を模索する必要があるとし、中小企業の中からは自発的に、地域経済発展への取組みが見られるようになってきています。
今回の研究報告会では、「地域経済の活性化に挑む中小企業者 ~人・企業のつながりを通して~」と題し、地域経済の担い手が人的ネットワークで繋がり、ロボットや枝豆を活用した取組みを紹介します。前者の取り組みは、地域の子供たちからロボットのアイデア画を募集し、それを実際に製作し地域の商店街の店頭等20か所に配置することで、子供たちにものづくりの楽しさを身近に感じてもらう事例です。また後者は、地域と特産物を活用した地域発のブランド商品の開発・販売をめざした取り組みです。
製造業の持てる技術を商業者や地域の住民が一体となって活用し、地域活性化となる取組みを行っている点に注目し、この活動をさらに発展させるための方策についても検討していきます。

【講師プロフィール】
近畿大学 経営学部 キャリア・マネジメント学科長・教授 文能 照之(ぶんのう てるゆき)
学   位:博士(国際公共政策)
専 門 分 野:ベンチャービジネス論、イノベーション論、中小企業論
研究テーマ:中小企業のイノベーション活動、等
著   書:ベンチャービジネス論(共著、実教出版2007年)等
論   文:「ベンチャー企業の成長と地域との関わり-実証研究からの考察-」
      (日本中小企業学会編『新連携時代の中小企業』同友館、2006年)等

平成16年(2004年)4月に近畿大学経営学部助教授に就任。平成22年(2010年)4月に近畿大学経営学部教授。現在、経営学部キャリア・マネジメント学科長、(公財)大阪産業振興機構評議員、八尾市中小企業振興会議委員(会長)など務める。

【関連リンク】
経営学部キャリア・マネジメント学科 教授 文能 照之(ブンノウ テルユキ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/103-bunnou-teruyuki.html

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