調理師学校生全国No.1を決めるコンクール 「グルメピック」がリニューアルして予選開始
10月16日(土)東北・九州地区大会を皮切りに2年ぶりに開催
公益社団法人 全国調理師養成施設協会(会長:服部幸應、所在地:東京都渋谷区) は、2022年2月に行われる「第37回調理師養成施設調理技術コンクール」全国大会(決勝)への出場をかけた地区大会(予選)を全国各地区で開催します。
調理技術コンクール(通称:グルメピック)とは?
調理師学校の学生・生徒が、これまでに学校で学んだ調理技術を競う大会です。当大会への参加を通じて、調理師学校生の調理技術の向上に寄与し、社会で活躍できる人材を輩出することを目指しています。1986年(昭和61)から毎年2月に開催されており、コロナウイルス感染対策のために前回大会の第36回は中止となりましたが、感染対策を万全にした上で実施を再開することとなりました。
昨年からの空白期間に、当大会の実施内容の見直しが行われ、学生・生徒がより参加しやすくなるようリニューアルされました。その一環として、以前に使用していた愛称である「グルメピック」を今大会より復活させ、頭文字のGPでコック帽をデザインしたロゴマークが多数の公募作品から選ばれました。
当大会は地区大会と全国大会の二つで構成されます。
①地区大会
・日程 :2021年10月16日(土)~
・場所 :後述「地区大会概要」参照
・出場者 :日本・西洋・中国の3料理部門のいずれかを選択し、学内選抜を経た者(1校各部門1人ずつ計3人まで出場可)
・課題 :基本課題 [部門ごとに野菜の切り方3種、魚のおろし方、卵料理]
・審査委員:各地区の調理師学校の教員等
②全国大会
・日程 :2022年2月22日(火)
・場所 :武蔵野調理師専門学校
・出場者 :地区大会通過者計42人(日本料理部門17人、西洋料理部門17人、中国料理部門8人)※予定
・課題 :規定の応用課題 [部門ごとに料理2種]
・審査委員:調理師学校の教員及び著名なシェフ等
・賞 :内閣総理大臣賞、参議院議長賞、後援省庁の大臣賞等
第37回大会変更点
・課題の変更と統一
これまで、全国大会で競う作品は自由課題となっており、学生・生徒の時間的・経済的負担が大きくなっていました。今大会からは学校で培った技術を実践的に発揮できる場とするとともに、公平性を確保するため、「全調協実技検定制度」(※)に対応した課題に統一することとしました。併せて、地区大会の課題(後述「地区大会概要」参照)も変更になっています。
※ 「全調協実技検定制度」とは…調理師養成施設を卒業した個人の習得技術がどの程度のレベルであるかを可視化する検定試験。調理師をめざすに当たり、実力をアピールできる。
・全国大会出場者の人数を150人から42人へ
審査の中立性・公平性・透明性を確保するため、各学校から地区大会に出場できる選手の数を絞り込むとともに、全国大会へ出場できる選手の数を減らしました。
地区大会概要
1 名称
第37回調理師養成施設調理技術コンクール 地区大会
2 出場対象者
全国の調理師学校(280校)に在籍する卒業見込み者約14,000人(校長の推薦を受けた者)
3 競技内容
4 審査項目
出来上がった作品を審査する。
5 日程・場所
6 主催
公益社団法人 全国調理師養成施設協会
7 後援
厚生労働省、文部科学省、農林水産省、国土交通省観光庁及び調理関係14団体
■公益社団法人 全国調理師養成施設協会とは?
1973年(昭和48)設立。全国213校の調理師養成施設(いわゆる調理師学校)を会員とし、質の高い調理師の養成に力を注いでいる。主な事業は教材の出版、「調理技術教育学会」、当大会の運営等。
調理師養成教育は、専修学校をはじめとして、高等学校、各種学校、短期大学等さまざまな学校群・教育課程で展開されている。